節約初心者向け!生活費の節約術〈基本編〉

  • 茶々

節約のイメージ

頑張って稼いだお金。限りあるお金。将来が不安。できるだけ節約をして貯蓄したいですよね。

「貯蓄はしたい。だけど生活費の節約といってもどこから手をつけていいかわからない」という方のご参考にどうぞ。

ここでは基本中の基本である家計簿のつけ方から節約をしている人は当たり前にやっている節約術、節約にあたっての注意点などをご紹介します。

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節約の基本は家計簿から

家計簿をつける女性

節約とは家計の無駄を排除することです。ということは、今の家計の見直しが必要ということですね。家計簿をつけて、家計の見直しをしましょう。

といっても、初心者の方は家計簿をつけていない方もいらっしゃると思います。また、家計簿のつけ方がわからない、という方もいらっしゃるでしょう。

以下に家計簿のつけ方をまとめたので参考にしてください。

家計簿のつけ方

  1. 家計簿の項目を決める(例:食費、水道・光熱費、日用品……)
  2. 各項目ひと月分の支出を記入する→レシート、領収書、クレジットの明細を取っておくと良いです
  3. ネットで収入に対する支出の適正割合を調べ、比較する→「収入に対する支出の割合」で検索するとたくさん出てきます
  4. 適性金額からオーバーしている項目をチェックする
  5. オーバーした分がどうしても必要な支出だったのか、オーバーした原因を検討する→買い物は「あったらいいけど、なくても大丈夫だったもの」が節約のしどころです。光熱費などの使用量は「どんな使い方をしたか」を振り返るといいですよ
  6. 年間目標貯蓄額を決めて、12ヶ月で割る→だいたいどのくらい貯蓄したいのか、年間目標を決めましょう。そこから月々の目標貯蓄額を出します。
  7. 貯蓄額を考慮しながら、収入と生活に見合った予算立てをする→まず、収入から貯蓄額を引きます。残った金額を家賃、食費、水道・光熱費等に振り分け、各項目ごとに予算をたてます。どうしても生活費が足りない場合は、そもそもの貯蓄額の設定に無理があったということなので、年間目標貯蓄額の設定金額を下げましょう。
    ※心身ともに健康な生活が第一!貯蓄を欲張らない。各項目、多少の余裕を残しながら予算をたてましょう。
  8. 実践する→とりあえず1ヶ月、設定した金額で生活してみましょう。

各項目の基本節約術

上で各項目の予算を決めたら、今度はいかにその予算内におさめ、かつ、予算を余らせるかです。基本的な節約術を紹介するので、すぐに実行しましょう。

食費編

スーパーで買い物をする女性

1.常にストックしておく食材(人参、玉ねぎ、じゃがいもなど)を決めておく。

それを踏まえて食材の在庫の確認をし、必要なものを書き出してから買い物に行く→まず何よりも在庫の把握!

「同じものをまた買ってしまった!」「まだ残ってるのに買ってしまった!」なんてことありませんか?

在庫管理をきちんとすることで、ダブりを防ぐことができます。何がどれだけあるのか、足りないものは何か、きちんと把握することで、無駄使い予防を!

2.空腹のときは何か一口食べてから行く→食事後に買物に行くのも有効!

空腹時には目に入るものすべてが美味しそうに見えてしまうものです。

小腹を満たしてから買い物に行くことで、空腹感に負けてあれこれ余分なものを買ってしまうのを回避しましょう。

3.できるだけ旬のものを買う→旬の食材は安い!

安くて美味しい上に栄養価も高い状態で売られています。健康面でも◎

4.安いからと無闇に買い溜めをしない→そんなに買っていつ使うの?

食品の買い溜めはできるだけ避けましょう。保存場所も必要になりますし、食べ飽きてしまう可能性もあります。他のメーカーのものに変えようにも、在庫の消費が大変です。

ある程度の買い溜めが許されるのは、缶詰め、レトルト食品、カップ麺などの保存食だけ。調味料は「無くなりそうだな」くらいで、もしくは「無くなってから」買いましょう。

5.冷凍できるものは下処理をして冷凍する→生鮮食品はあまり日持ちがしません。

できるだけ下茹で等の下ごしらえを済ませて冷凍しましょう。

お得に買えるのであれば、少し多めに買ってお惣菜を作って冷凍してもいいですね。

6.お菓子の買い溜めをしない→お菓子は嗜好品ですよね。

嗜好品は贅沢品。週に一つ、○○円まで、と決めた範囲内で楽しみましょう。

7.車で激安スーパーをハシゴしない

「玉子はAスーパーが5円安いけど、パンなら隣の市のBスーパーのほうが8円安く買える!」と、わざわざ車で遠くのスーパーのハシゴをする……無駄です!

その数円のためにガソリン代をどれだけ使うことになるのでしょう。ハシゴしたいなら徒歩か自転車で。

8.コンビニでは極力買わない→究極はコンビニに行かない!

ついふらっと寄ってしまうコンビニ。新製品が出る時期になると余計に寄りたくなってしまいます。

でも、じっと我慢!!

定価で買うよりスーパーやドラッグストアで買うほうがかなりお得です。

例えば、500mlのペットボトルジュースだと、スーパーでは半額で買えます。スーパーなら2本買えるんですよ!?

コンビニで買うのは非常時のみにするなど制限を設けましょう。

9.コンビニを利用するときは食費からではなく、お小遣いから出す

贅沢品や嗜好品はお小遣いから!

「食費から出していいのはスーパーで買うときだけ!」「お弁当は食費OKだけど、お菓子やジュースはダメ!」「体調的、時間的にどうしても料理を作れないときはOK」など、コンビニ利用時の約束を決めておくといいでしょう。

何でもかんでも食費にまとめてしまうと金額が膨らんでしまいます。贅沢品や嗜好品はお小遣いから出すようにしましょう。

10.料理上手は節約上手→同じ食材を使って、いろんな料理を!

「安い食材を見つけて買っても、その食材を使ったレシピが思い浮かばない」「定番食材=いつも同じ料理」となるのを避けるために、レパートリーを増やす努力をしましょう。

家にある食材を入力して検索すると、その食材を使ったレシピがたくさん出てきますよ。

水道・光熱費編

ガス代節約のイメージ

1.こまめにスイッチを切る・蛇口をしめる→基本中の基本!

今人がいるところだけ電気を点けるようにしましょう。歯磨き中や洗い物中の水出しっぱなしも要注意です。

ただし、例外がいくつかあります。

例外1.防犯のためにわざと電気を点けておく→安全第一!そこは節約しなくてもいいです。

例外2.エアコンを短時間で入切する→2~3時間程度ならつけっぱなしにしておいたほうがお得になることが多いです。

2.家電を見直す→最新家電は長期的に見てお得!

もったいないからと、とても古い家電を使っていませんか?先行投資で思い切って買い換えると電気代が安くなります。

特に長時間運転するエアコンや冷蔵庫は消費電力を調べてみましょう。

3.ガスは長時間の継続運転をしないようにする→特にプロパンガスのご家庭は要注意!

沸かしっぱなしにしておくと後で痛い目をみます!できるだけガスの使用時間は短時間ですむようにしましょう。

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4.入浴時、極力シャワーを使わず、浴槽のお湯を使うようにする

一人暮らしの方には特にオススメ!

浴槽のお湯を多めに張っておいて、手桶で汲んで使うとガス代節約になります。

ただし、次に入る人がいる場合は浴槽のお湯を使いすぎると迷惑になるので、洗うときは手桶で浴槽のお湯を使って、流すときはシャワーにするなど、工夫しましょう。

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5.湯たんぽを活用する→冬の暖房費の節約!

こたつの中に湯たんぽを入れて「こたんぽ」にしたり、湯たんぽのお湯を朝の洗顔や食器洗いに活用したりと使い道いろいろ。しかもエコ!

6.ガスコンロより電子レンジを活用する

レンジでチンで水道代も節約!

電子レンジのほうが時短になりますし、1回1円もいかないのでお得です。切った野菜を小さじ1~大さじ1ほどの水と一緒にビニール袋に入れてチンするだけで下茹でが完了します。洗い物も減って楽ですよ。

他にも「電子レンジ 節約」などで検索するとたくさん出てきます。

節約をする上での注意点

様々な節約術を紹介しましたが、節約をする上での注意点があります。

1.継続して行うこと

最低でも3ヶ月は継続してください。電気をこまめに消すなど、今までやっていなかったことを習慣づけるのは1ヶ月では足りません。

最初の3ヶ月は電気の消し忘れや衝動買いなど、今までの癖が残っているはずです。意識して節約することで新しい節約癖をつけましょう。

2.無理をしないこと

「お金がないから今日から1週間は晩ご飯はご飯とふりかけだけ!」なんてことはやめてください。

心身の健康と安全が何よりも大切です。節約節約で家庭がギスギスするより、笑顔で過ごせる家庭がいいですよね。

3.どうしてもダメなら……

「やれることはすべてやった。これだけ毎日頑張っているのに、毎月赤字になってしまう……」という方は次のことが考えられます。

予算の設定額に無理がある、収入が足りていない、この2点です。

まずは予算をもう一度見直しましょう。

それでも足りない場合は、世帯収入を増やす、家賃の安いところに引越す、行政に相談するなど、もっと大きな見直しが必要です。

いかがでしょうか?

何もしなくても永久にお金が入ってくるなんておいしい話はなかなか無いものです。地道にこつこつ、できることから始めましょう。