学資保険は必要なし!効果的な資産運用と奨学金制度を活用
子どもの将来のことを思うと、「節約」といいますか、あまりケチケチできないのが親心ではないでしょうか。それでも、”お金”という現実のことを考えますと、限られた収入の中で、なんとかやりくりしないといけません。わが家では、こんな教育費の節約をしてみました。
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学資保険の代わりに「県民共済」+「外貨保険」
保険料を下げて将来の教育費をなるべく増やす、この2つができるのは学資保険のような貯蓄型の生命保険です。
ただし、最近は貯蓄型の保険はどこも利率が低く、「教育費を増やす」という方にはあまり効果がないです。そこで、学資保険の2つのメリットをそれぞれ別々に保険を掛けることで対応しました。
まず、子どもの入院や傷病に備えて掛け金が安くて配当も出る「県民共済」に加入しました。ドライな考えですが、病気で子どもの命に万が一のことがあっても本人が保険金を使えないわけですから、「死亡保険金は安くていい」と割り切ってしまいました。
そして貯蓄型ですが、少しまとまったお金(100万円単位)のものを、アメリカドル建ての国債に投資する保険に加入しました。アメリカ国債は日本に比べて利回りがいいのが特長です。
為替レートの変動リスクがありますが、何倍にも変わるわけではなく、また満期になったらそのままアメリカドルの銀行口座に入れることができ、為替が良い方向に変わったら日本円で引き出してしまえばいいわけです。あくまで”保険”ですので、契約者(この場合は私)の死亡保険金も出ます。掛け金に対してそんなに多くは出ませんが、為替リスクを除いてはプラスの金額で戻ってきます。
学資保険は、「保険」と「貯蓄」をミックスした使い勝手の良い商品ですが、逆に「本当に得なのか」が分かりづらいです。冷静になって計算してみると、「保険」と「貯蓄」は“別”に加入した方が得だというのが私の判断でした。
大学関連機関の奨学金制度
看護師を目指した娘は、日本赤十字社(日赤)系の看護大学に入りました。日赤の病院は地方に数多くあり、私の地元の小都市にもありますが、看護師不足なのか大学卒業後地方の病院で数年働くことを条件に学費が一定金額免除されます。
卒業後の就職先も決まっていますので安心です。看護師資格さえ取れればですが(笑)。高校で受験シーズンになって紹介してもらいました。ただし、そこは本命でなかったので、必要な教育費や学習環境など、下調べをする時間がほとんどありませんでした。
ラッキーだったのは、大学が私の実家(いま住んでいるところとは違う都道府県)に比較的近かったことです。私に土地勘があったのと、実家の母(娘から見れば祖母)が娘のことを気にかけてくれて、食事や買い物に呼んだり、時折お小遣いをくれているようです。この小遣いは、お菓子代のようなものでなく、娘の生活費の一部となっています。”第2の財布”ともいえる実家からの支援です。
奨学金制度はもちろんですが、私の実家の近くというのは、経済的な理由はもちろん、いろいろな意味で安心でした。ここからは見聞きした話です。
子どもの生命保険を祖父母名義で加入してもらう
けがや病気に備えて、子どもの生命保険に加入する方は多いと思いますが、保険料は毎月かかりますのでバカになりません。
そこで、祖父母に頼んで孫の生命保険に加入してもらうというケースがあるようです。生命保険のセールスレディさんたちは、この営業活動に熱心ですので、呼べばすぐに来ると思います。これもある意味”第2の財布”といえるのではないでしょうか。
地方の名士の奨学金制度
地方では、自身の会社を大きくした地元の名士がプライベートな奨学金制度を持っていることがあります。卒業後地元で活躍してもらうため、工学系などの大学に進む子どもに対して奨学金を出すものです。
その多くは恐らく地方銀行や信託銀行に資金を信託して開設しています。銀行などで直接尋ねてもいいのではないでしょうか?
地方では自治体にも奨学金制度があります。しかし貸し付け型のため、たとえ利息がゼロであっても卒業後返済しないといけません。就職できない可能性が昔よりも高いので、貸し付け型の奨学金はハードルが高いですよね。