適材適所の小収納で小さい家でも広い居室を確保

  • 狭小住宅に住む主婦

収納

月並みですがコンパクトな住まいで初期費用とランニングコストの両方を節約しています。

コンパクトでも狭く感じない我が家の間取りの工夫は以下の通りです。夫婦2人と双子の4人家族です。土地は50坪で675万円、建物は2階建て、34坪で建築費用1000万円。田舎なのでこの地域では狭小の部類です。

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1.5畳以下の居室を作らない

小さい部屋は狭さを感じさせます。小部屋は作りませんでした。その代り部屋数は少ないです。子供部屋各8畳×2、夫婦寝室7.5畳、LDK17畳の3LDKです。

畳コーナーや和室は設けず、予備室もなし。客間は要りません。両親は泊まりに来ないし将来一緒に住みません。言い換えると、泊まらせたくないし一緒に住みたくないので部屋は作っていません。

仏壇も引き継ぎたくないので仏壇のスペースも作っていません。客間に通すような来客は結婚して5年間一度もありません。乾燥室や家事室もありません。洗濯物はリビングに昇降式物干しを設置して干しています。

冬も梅雨も室内干しは長時間空調するLDKが一番良く乾くのです。洗濯物を乾燥させるために居室以外も空調するなんてことはもちろんしません。しつこいですが、洗濯物が干してあってリビングに通せないような気を遣うお客さんは来ません。

来客と言えばハウスメーカーさんが点検に来るくらいです。将来子供が思春期で友達を連れてきたら子供部屋に入ってもらいます。そのために子供部屋は狭すぎない設計です。

2.便利な場所の収納は小さい

便利な場所とは1階です。便利な場所は死蔵品の収納に使うよりも居室の空間を広げるために使用する決意で収納は絞りました。脱衣室と隣接のウォークインクローゼット(2畳)に家族4人の普段着を集中収納。

キッチンはダイニングと対面にせず、壁付けを選択してシンク上に壁付けの食器棚を設置。勝手口は作らず壁面は稼働棚にしてパントリーとしています。キッチンから玄関が近いので勝手口が要りません。

夫婦寝室のクローゼット(半畳)は中棚を入れパイプ(ハンガーかけ)なし。ここは寝具専用です。季節の変わり目に出し入れする毛布や布団、シーツの替え、加湿機を収納しています。

ベッドですので布団よりも収納する寝具は少な目です。玄関土間収納(1畳)は階段下で天井が下がっていますが子供用自転車2台がきれいに納まっています。

奥行きの無く幅のある玄関、框長さが2700mmあるため家族の普段使用する靴は出しっぱなしにしておけます。

男子3人は1足づつ、私は2~3足出しっぱなし。

システム下足収納はなし、土間収納の小さいラックにたまにしか使用しない長靴やヒールを収納。

3.不便な場所の収納は大きい

不便な場所とは2階と小屋裏です。これも無ければ無駄のない生活スタイルと言えて格好いいのですが、物を捨てられない私にはどこかに収納が必要でした。2階と小屋裏の収納空間に余裕があるので1階の収納が小さくてもストレスがありません。

2階に独立の物置(4畳)を設け、部屋の両サイドにはパイプを設置して主人のスーツや私のおしゃれ着、季節外れの衣類を収納。

小屋裏収納10畳(はしごで登る仕様)は片流れ屋根の副産物で安く設けることが出来ました。まんが部屋です。