小さい家が一番の節税になる理由
私たち夫婦は住宅関連でかなりの節税をしています。
一つめは、住宅ローン減税で所得税の節約です。効果金額は10年間で70万円位になる予定です。住宅ローン減税ならみんな利用しているよと言われそうですが私たちの場合は純粋に節税目的で住宅ローンを借りました。
東京スター銀行の預金連動型住宅ローンで預金担保としています。
預金担保なので、住宅は銀行に抵当権設定されていません。代わりに、借入額と同額の預金をしています。キャッシュで払う代わりにこのローンを利用することで住宅ローン減税の対象になるという脱税まがいの節税ですが、退職金で家を買われる方など多くの方が利用されていると思います。
私たちは30代夫婦でお金もあまりなくスタート時の借入額は1300万円程です。これが預金担保でローンが組める我が家の限界でした。この額におさめるために住宅は小さめ仕様も高級とは言えません。
それでもコストパフォーマンスには大満足です。
旧居の賃貸に比べれば設備も内装も上質ですし、なんといっても賃貸では受けられない減税措置で得をしているというのが嬉しいです。
住宅ローン減税で戻ってくる額は10年間で110万円程度を予想しています。
対して、このローンに関して支払いは、注文住宅であったため中間金支払いのためにつなぎ融資として利用した保険の契約者貸し付けの利子2,000円と、銀行への事務手数料が初期費用125,000円及び月々借入残高の0.3%です。この差し引きで70万円の節税と見積もりました。
ローンの条件は金利3.5%の35年で元利均等返済です。よって借入れ残高はなかなか減りません。これが住宅ローン減税目的の私たちには都合が良いです。
もちろん、住宅ローン減税の受けられる10年間が終わったら、月々の手数料がもったいないので繰り上げ返済で完済する予定です。
二つめは、不動産取得税と固定資産税の節税です。
これは住宅ローン減税を最大限に利用するために住宅を小さめにして、建材のコストも削ったので同時に住宅の評価額が下がり、税額も小さくなったというものです。
和室へのこだわりが無く、またそのためのスペースも取れませんでしたので畳の部屋はありません。
後から知ったのですが、畳の部屋はフローリングよりも税額が上がるそうです。
屋根と外壁の素材は板金ですが、これも瓦屋根、窯業系サイディングよりも評価額が下がるそうです。
不動産取得税は一回きりですが、固定資産税は評価額が減少していくとはいえ長く支払っていくものです。安いに越したことはありません。