教育費の貯め方!無駄を省いて将来の準備
結婚、出産の後にやってくるのは当然ですが子育てです。教育費一千万円と言われる日本ですが、本当にそんなにお金がかかるのでしょうか?
教育費をうまく節約して、もっと育児を楽しみたいですね。
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教育費って本当に一千万円もかかるの?
実際どれくらい教育費はかかるのでしょうか。幼稚園から大学まですべて国公立の場合で約800万円、全て私立で大学は医学系ですと3000万円以上といわれています(参考:幼稚園から大学までに教育費はどれくらいかかる?)。
子どもが選択する進路によって大きく違ってきます。一人っ子ならいいですが、兄弟がいる場合、家一軒分くらい教育費に差が出てきますね。
大学費用をどうするか?
育児にお金をかけないために一番の方法は、学費の安い国公立を選ぶこと、大学はケースによっては奨学金制度を利用して子どもにも負担をさせることです。
学校に通わせるのは親の義務だと感じている人もいるかも知れませんが、本当にそうでしょうか。
大学に通う年齢の子どもはもう18歳です。自動車免許も取得できますし、結婚することもできます。20歳にもなれば飲酒喫煙、選挙権もあります。
高校卒業までは親の責任としても、大学は子どもの意志で行く行かないを決めてもいいかと思います。
教育費の金額の内訳の半分は大学の学費ですから、大学の学費を子どもに負担させるなら、教育費は半分で足りることとなります。
学校を卒業した後、子どもに多額の借金を背負わすのは嫌だという考えもあるかも知れませんが、その分お金を貯めておいて子どもの将来のもしもの時に備えたり、家を購入する時に頭金を出してあげたり、また老後に子どもに金銭的に迷惑をかけないための貯蓄をするのも良いですよね。
習い事はいくらかかるの?
育児で節約する時に重要になってくるのは、どれだけ手をかけて育てるかです。
教育費をたっぷりかけて育てるという考え方もありますが、それは他人に育児を委ねることと同じです。
折角ならお金ではなくて手をかけて育ててみてはいかがでしょうか?
例えば、習い事です。色々な習い事がありますが、多くの習い事は月に5千円から高い習い事で1万円近くかかります。
周囲の子どもたちが習い事をしているのを聞いて早く始めなきゃ!と3歳くらいから通う子どももたくさんいます。
ベネッセの学校外教育活動に関する調査2013では幼児の習い事の平均額が6,700円、小学生の平均額は16,200円ということですので驚きます。
かかるのは毎月の月謝だけではありません。親の送迎のガソリン代・送迎にかかる時間、習い事に必要な用品代です。
年額にすれば1人あたり10万円以上、高校卒業までに100万円超えるということもざらにあります。自分で教えることの出来ることは自分で教える、また習い事以外の代替方法がないか考えてみるだけでかなりの節約になります。
習い事の節約方法
例えばスイミングは月に1回市営の温水プールに行くのなら、親子合わせて千円以下で済みます。
人気のスポーツ教室だって、特にプロにさせるつもりがないのなら、休日に公園に行けば十分ではないでしょうか。
英会話も週に1回のレッスンでバイリンガルに育つことはありませんから、英語を聞く耳を育てるというだけなら自宅で海外のアニメを英語音声で流すといったことで十分対応できます。
親子の時間を作って塾費を節約
また、学習塾や通信教育も節約可能です。月に5千円かかる塾に小学校1年から中学校3年生まで通ったなら54万円かかります。
子ども自身に小さいうちから自分で学習する習慣を身につけさせて、あとは1日に10分でいいので子どもの自宅学習に付き合う時間が作れるなら塾代は必要ありません。
市販のワークなら1冊千円も出せば買うことができます。それを1日1ページずつする約束をして、親はその答え合わせをして、間違った箇所については親子で勉強し直します。
小学校1年生からこういった習慣を身に付けていれば、その後も塾のお世話になることなく育つことは可能になります。
物より思い出で、育児をもっと楽しもう!
初めての子どもだと、際限なくお金をかけてしまうということがよくあります。 ですが一旦冷静になって下さい。
子どもの言われるままに何でも買い与えたり、よく分かりもしない小さいうちから贅沢をさせることは子どもの金銭感覚を養うためにはあまり良いとは言えませんよね。物より思い出とはよく言ったものですが、実際に思い出のほうが心に残るのです。
物を購入しても満足感は持続しない
あれが欲しい、これが欲しいとわがままを言うものではありますが、物欲が一番満たされているのは購入した瞬間です。その瞬間をピークにしてそこから下り坂になります。
買ってもらった時は喜んでいても、家に帰ったらほったらかしになっているおもちゃが1つや2つあるのではないでしょうか。
一方、楽しかった思い出というのは満足度が高く持続しやすいものです。
その楽しかったという幸福感は、後になって思い出すたびにもう一度幸せな気持ちに浸れるものです。その経験の時よりも、「あの時は楽しかったな」と振り返った時のほうが意外と楽しいということは大人でもありませんか?
ですから子どもにねだられてお金を遣うのなら、物欲を満たす使い方ではなくて楽しい経験ができることに使うほうが有意義な使い方と言えます。
ムダを省けば積立もできる
毎月コツコツ積み立てることが一番
老後もそうですが、教育費もいくらかかるかはっきりとした金額が分からないから不安になるものです。
ですから、生まれたらすぐに毎月積み立てをすることをお勧めします。
まとまったお金が必要な時というのは、子どもの節目にあります。学校に入学する時に合わせて逆算して積み立てておけば、後は月謝などで毎月支払うだけですからそれほど大きな額を負担することはありません。
例えば、小学校入学までに10万円貯めたいのでしたら、0歳0か月から6歳までの誕生月まで1500円積み立てれば十分です。これでランドセルと学習机、入学式のスーツやワンピースは買えますね。
学資保険、子ども用の投信で積み立て
概算でいいので自分でどれくらい用意しておけば安心できるのか、その額を積み立てていけば不安な気持ちを抱えながら育児をすることもありません。
学資保険のような商品ですと、毎月自動的に積立てられますので、手間もなく便利です。
小学校卒業、中学校卒業、高校卒業などの節目に積み立てたお金の一部が返ってくる契約にすれば普段は教育費の心配をせずに、淡々と積み立てて行くだけで簡単で便利ですね。
殖える楽しみも味わいたいなら、セゾン投信のような積立も良いです。
教育費をうまく節約出来たなら、毎月積立をして安心で楽しい育児をしてみてくださいね。