保冷剤を使った2つの節約方法

  • gravity

冷蔵品や冷凍品を購入した時についてくる保冷剤は、いつのまにか貯まってくると思います。それを活用した節約方法を紹介します。

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1. エアコン料金の節約

夏の暑い時に、凍らせた保冷剤を利用すると、エアコンの設定温度が高くても、快適に過ごせます。

例えば、いくつかの保冷剤を、机の上などに置き、扇風機の風をかけるだけで、ひんやりと涼しい冷気が立ち上ります。

もっと効果的に使うには、保冷剤をいくつか大きなハンカチに包んで、バンダナのようにして、頭のまわりに巻いて、額を冷やすと効果的です。目が疲れたり充血した時は、まぶたにかかるようにして冷やすと、気持ちがいいです。

他に、首に巻いたり腕に巻いたり色々と活用できます。

ハンカチを使うのは、保冷剤が直接肌に触れないようにするためと、保冷剤の表面にできてくる水滴を吸い取るためです。

冷たくなくなった保冷剤は、冷凍庫に入れれば何度も再利用できます。

しかし、一日に何度も冷凍庫を開けると、電気代がかかるので、開け閉めの回数を減らすために、保冷ボックスを利用するとさらに節約になります。

冷蔵庫の扉を何度も開けると、一回当たりの開けている時間が短くても、回数が少なく長時間開けるより、電気代がかかります。

例えば、凍った保冷剤が30個あったとすると、冷凍庫から15個を出して保冷ボックスに入れます。そのうちの5個を体に巻いて冷やし、保冷剤が冷たくなくなったら、保冷ボックスの中の冷たい5個と交換します。15個なら、2回交換できます。

そして、全部の保冷剤があたたまったら、冷凍庫を開け、あたたまった保冷剤15個を入れ、かわりに凍っている15個を出して、保冷ボックスに入れます。

そうすると、一日に何度も冷凍庫を開けなくても大丈夫です。

保冷剤を入れるスペースは、素早く出し入れができるように、冷凍庫の手前などの場所にし、他の冷凍食品から独立したスペースにします。そうすると、あたたまった保冷剤を入れた時に、周りの冷凍食品やアイスクリームが溶ける心配が減ります。

また、大量の保冷剤を保冷ボックスに入れてふたを開け、体の近くに置いておくだけでも涼しくなります。

2. 食品の冷凍保存

食品や食材を冷凍するときにも、保冷剤を活用できます。安くなっている食材やお惣菜を買ったとき、すぐ使う分以外は、ラップに包んだり小分けするなどして冷凍しておくと節約になります。

このとき、他の冷凍食品に接触するように入れてしまうと、冷凍食品が溶けて風味が落ち、早く消費しないといけなくなります。新たに凍らせる食品は、凍っている保冷剤の上に置くと、その心配がありません。

保冷剤が少々溶けても、他の冷凍食品のように品質が低下するわけではありません。こうすると、冷凍食品の消費期限を維持できるので節約になります。

食品を購入するときにも、なるべく多くの保冷剤やドライアイスをもらい、冷凍庫に一緒に入れると、冷凍庫内の温度上昇を防ぎ、電気代の節約になります。

冷凍できる食品に関しては、肉や魚、お米やパン、お惣菜など、水分が少ないものや火を通しているものはほとんど冷凍できます。生の野菜や果物は、食感が変わってしまいますが、酢の物などのように、あらかじめ植物の細胞壁が破壊されていれば、大丈夫です。

ただし、家庭用の冷蔵庫は、業務用ほど早く冷凍できないので、解凍した時に、食感や風味が変わってしまうものもあります。お惣菜の一人用のパックなどのように、量が少ないと、あまり影響ありませんが、どんぶり物などのように量が多いと、ご飯の中央がパサパサした感じになってしまうことがあります。

一度試してみて気にならなければ、その食品が安い時に大量に買っておいて、使う分以外を冷凍保存すると食費の節約になります。

解凍するときは、数時間から半日前に冷蔵庫に移して、ゆっくり解凍すると、風味が損なわれにくいです。

解凍が間に合わなくても、電子レンジであたためればいいのですが、長時間電子レンジを使用すると電気代がかります。途中で溶け具合を見て、遅そうだったら室内に出せば、早く解凍されます。