1万円で高性能パソコンを購入する方法
スマートフォンの隆盛によりパソコンを使用する機会は減っているかも知れませんが、やはり大画面でキーボードとマウスを使って操作するパソコン方が便利であることは変わりません。ですが、その為だけに今更パソコンを買うのも無駄な出費なのでスマホで全てをまかなっている人はいませんか?
そんな人にお勧めしたいのが、中古パソコンとLinuxの導入です。
進展目まぐるしいスマホ業界とは裏腹に、余り知られていない事ですが、パソコンの性能は最早頭打ちを迎えています。もちろんスペック自体はどんどん上がっているので、新しい物が良い事に変わりはありませんが、正直wordで文章を打ったり、簡単なネットサーフィンやSNS、最近流行りのブラウザゲームをするだけの性能なら2011年辺りに発売された機種でもう十分過ぎるほどなのです。パソコンは基本的に消耗品ですが、それはパソコンのデータを保存するHDDに限界が来ると言うだけで、それ以外のパーツはまず5年では壊れません。
つまり、2011年頃に発売した中古パソコンを買って、HDDだけを新品にすると今でも十分に通用するパソコンになるのです。
参考までに中古販売を行っているsofmapのノートパソコンで調べてみると、TOSHIBAが今年の冬に発売したノートパソコンの約10万円の品物と同じスペックのパソコンが2011年の中古だと約2万円で買えます。それに新品の同容量のHDDを積むとしても+約5000円です。
つまり25000円を払えば10万円のパソコンと同じ感覚で使えるパソコンが買えてしまうのです。ちなみに中古でSSD(HDDよりも高性能な流行の品)換装前提で10万円で探すと、新品価格が25万円ぐらいする2015年発売のウルトラブックが買えてしまいます。このパソコンを購入すればおそらく2020年ぐらいまでは使えます。
しかし、それでもまだ高いです。本当にネットサーフィンとSNS、音楽を聴いたり、動画を見たりしかしないのであれば、もっと安く買える方法もあります。それがLinuxを利用する方法です。
Linuxとは物凄く簡単に説明するとネット上で手に入る無料で使えるOSです。操作方法がWindowsと若干違い、Macに近いのですが、最新の『Ubuntu』と言われる物を使えばおそらく直観的に操作する事が出来ます。
インストールするためにはネットから落としてきたOSをDVDやフラッシュメモリーに焼く必要がありますので、一台もパソコンを持っていない場合は、ネットカフェなどでパソコンを利用する必要がありますが、それでも破格であることには間違いありません。
インストール方法などはネットに詳しく乗っていますし、WindowsやMacのOSを入れる作業とほとんど変わりはありません。
中古パソコンの分野において最も安いのが、Windowsの付属しないものです。Linuxを入れる事が前提ならばその最も安い物を利用する事が出来ます。『Ubuntu』の推奨スペックが『CPU: Pentium 4 (1GHz), Memory: 512MB, HDD: 5GB』であり、これを十二分に満たせる物を同じようにsofmapで探してみると、1万円当たりで販売されています。
万全を期すならHDDを換装してもいいのですが、Linuxを入れるのであれば、大事なデータは保存せずに壊れた時に変えるぐらいの感覚で使い続けるほうがお得だと思います。これならば込みこみ1万円で、簡単な操作が出来るパソコンを手に入れる事も可能です。
パソコンと言うと高価な物という認識を持っている人が多いと思いますが、その実はスマートフォンなどよりも遥かに安い価格で性能の優れた物が買えてしまいます。パソコンなどの分野においては小型化がするほど値段が増えていきます。
今回はノートパソコンを例にしていますが、これがデスクトップパソコンであれば更に安い価格で購入する事も出来るでしょう。中古品であることや、デザインが古臭いなど妥協しなければいけない所もありますが、新品を購入するよりは状態の良い中古を購入したほうが今のパソコン業界では良いと思います。