とことん野菜を使い切る!ペーパータオルと冷凍技

  • ガルシア

ペーパータオル

よそ様から頂くにしても、買うにしても、野菜でこんな経験はありませんか。たくさん買いすぎたとき、パック物でたくさんいらないのに買わざるを得なかったとき、うっかり冷蔵庫の奥で忘れていたとき、泣く泣く捨ててしまうってこと。

ニンジンやキュウリの表面がヌルヌルになっていたり、ブロッコリーがすぐ黄色くなったり、大根の切り口が干からびたり、うっすら黒ずんだり。

特に真夏など、気温の高い季節は、スーパーの店頭に並ぶまでに、すでに老化の始まっている野菜。使い切る前に無駄にすることが多いはず。それを解消することこそ、一番の節約で、食べ物への感謝だと思います。

そこで、私は、まず傷みを少しでも遅くするため、ぺーパータオルと冷凍技で、野菜を必ず使い切ることにしました。

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ペーパータオル+冷蔵技・切り方別に小分け+冷凍技

ペーパータオルは割高なので、ネットやホームセンターで業務用を購入します。

食品別の保存方法

(レタス)

芯に爪楊枝を3~4本差して、タオル(以下、ペーパータオルをタオルと記述します)でふんわり巻いてから、ビニール袋で保存。

(ニンジン)

すぐ使うときはタオルで一本ずつくるんでから、ビニールに入れて保存。

残りそうなら皮をむいたら、斜め薄切りにしたものをさらに細く千切りに。薄切りにしずらい両端はごろごろ乱切りに。

また、薄いいちょう切りも。それぞれを薄いビニール袋に入れ、それをジップロックに入れて冷凍。

(大根)

1、2日中に使う予定なら、切り口にタオルを巻いてから、ビニール袋へ入れ冷蔵保存。

残りそうなら、ニンジン同様、斜め千切り、いちょう切り、小さめの乱切りにして、ビニール袋にそれぞれ入れてから、ジップロックに入れて冷凍保存。

(ゴボウ)

乾燥しやすいので、購入後にすぐ、ささがき、斜め千切り、切りにくい端はらんぎりにして、水であく抜きしたら、熱湯で30秒ほど湯通しして、冷やしてから小分けにして冷凍保存。

(ゴーヤ)

これもぶつぶつがすぐ傷むので、すぐに薄い輪切りにして、冷凍保存。

(ブロッコリー)

すぐに房を小分けに切り離し、タオルでふんわりくるんでビニール袋に入れ冷蔵保存。

使い切れないときは、軽く10秒ほど湯通しして、冷やしてから冷凍保存。

軸や葉元は皮をはぐようにむいてから、乱切りやみじん切りにして冷凍保存。

(白菜)

やわらかい葉先は洗って、水気をよく切ってから、食べやすい大きさに切っておき、ふんわりタオルにくるんで、冷蔵。白い下の部分はみじん切りにして、冷凍保存。スープなどに入れると、なぜかほんのりとろみが出ます。誰も白菜とは気づきません。

(きゅうり)

1本ずつタオルにくるんでビニール袋に入れて冷蔵保存。

残りそうなものはすぐ酢漬けに、といっても、市販の手間なし酢の物酢やピクルス酢につける。

(なす)

下手をきれいにむしり取り、包丁で角も向くように落としておく。ただし皮は向かないように注意。

そしてタオルに1本ずつくるんでビニール袋にいれて、冷蔵保存。

(しょうが)

購入時、汚れや傷んだかわの部分は包丁で切り落とし、タオルにふんわりくるんでからビニール袋に入れ冷蔵保存。

残りそうなものはタオルをばずして、そのまま冷房保存。

(玉ねぎ)

使い切れない分はすぐにみじん切りして、そのまま冷凍保存。

冷凍したみじん切り玉ねぎを炒めれば、時短で飴色炒め玉ねぎができます。

(野菜じゃないけどきのこ類)

薄切りやみじん切りにして、冷凍保存。

冷凍で細胞膜が壊れ、いいだしが出ます。

ペーパータオルの効果と使い切り技

野菜が冷蔵中に痛むのは、まだ生きている野菜が呼吸していること。

思っている以上にビニール袋で密封すると水分が出ます。その水分のせいで、ぬるぬるしたり、かびたりしやすいのです。

ペーパータオルはその野菜の出す水分を適度に吸い取ります。ふんわりくるむのがポイント。一見、面倒でタオルがもったいないような気になりますが、この方法で、庫内で野菜をダメにすることがなくなりました。

格段にいい状態で保存できる時間が長くなります。ただし、限度はあるので、なるべく早めに使うようにしますが。

また、使い終わったタオルは干しておけばすぐに乾くので、箱にためておいて、シンク回り、コンロ、換気扇などのふき取りように使用します。

また、ビニール袋にためておいて、廃油を吸収させて廃棄します。

ジップロックに入れて冷凍の効果

まず、小分けに、いろいろな切り方で冷凍することで、すぐに料理に出して使えます。この方法にしてからは、朝など、包丁を全く使わずにお味噌汁が作れる日もあります。

比較的安価に購入できるビニール袋に入れてからジップロックに入れます。

取り出したり、捨てるのはビニール袋で、比較的単価の高いジップロックは汚れないので、庫内でそのまま何度も使用できます。

全部なるべく平らにしてから冷凍して、凍ったら、縦にしてすっきり保存します。

終わりに

この方法は面倒なようではありますが、例えばニンジンやダイコン1本使いきれそうにないなあと思ったら、料理しながら、ついでに、みじん切りにしたり、いちょう切りにしておくのです。

わざわざ切る時間をとるわけではありません。「ついでに」残りを切っておくのです。

ペーパータオルと冷凍技で、ほとんど野菜の無駄な廃棄はなくなりました。

きれいなら、皮もためておき、冷蔵保存で皮の貯金。たまったら、野菜スープをとっています。

生と食感が変わるものもありますが、火の通りも早くなるので、ケースバイケースです。高いから買い控えるよりも、買ったら使い切る。これも節約技だと思います。