IT系の究極の節約術!オープンソースのススメ
プログラマなら誰でも知っているであろう「オープンソース」という思想ですが、私の場合ははっきりと「節約」を意識してオープンソースを選んでいます。
私にとってはソフトウェアなら無料、0円で使うのが当たり前という感覚で、ソフトウェアに私のポケットマネーを1円でも使いたくありません。
ハードウェアが絡むのなら、その部分が有料になるは仕方ありませんが、そうでもないのに有料なソフトやサービスなど、ちょっと使う気にはなれません。
オープンソースの流れは、プログラマでなくても、たとえ「オープンソース」という名前を知らなくても世界中の誰もがお世話になっているIT思想ですね。
私の場合は、主にRubyのまつもとゆきひろさんの著作などから影響を受けて、オープンソースを強く意識し始めました。
御大リチャード・ストールマンのことやGNUプロジェクト、Emacsなども、まつもとゆきひろさんの影響で知りました。
決して、オープンソースのものが全て無料だとは限りませんが、コンピュータ関連で大幅な節約になっていることは間違いありません。
MicrosoftのOfficeを選ぶならLibreOfficeを使いますし、
AdobeのPhotoshop、Illustratorは選ばずにGImpやSAIなどを選びます。
オープンソースで無料のものでも有料のものとそれほど遜色ない機能を持っています。
有料のソフトを使うかどうかというのは、使う側が使いこなせるか、ネームバリューがあるかの問題じゃないかと思います。
地図作成のGISでも、オープンソース製のものは非常に優れているのに無料だったりします。
ある本によると、有料であれば数百万円するはずのGISがオープンソースだと無料で使えると書いているものもあります。
最新の人工知能関連のライブラリなども技術的に高度で凄いものが無料で使えるのが当たり前です。
他にも私が使っているオープンソースのソフトウェアだと、Linuxを使っているのもそうですし、Emacs、Pythonなどなど・・・。
仕事上、Windowsを使わざるをえない場合でも、バッチ操作はVisualBasic系を使わずにJScript(Javascript)を使うようにしています。
VisualBasic自体が有料なわけではありませんが、VisualBasicを主に使うのはMicrosoft Officeなので、有料のMicrosoft Officeを使わない私がVBを勉強しても仕方がありません。
一旦有料の技術を覚えると、次の機会でも有料のサービスを選ぶことになったりしますので、連鎖的にお金を使うことになりやすいです。
ただより怖いものはないと昔の人は言ったそうですが、今の時代のソフトウェアに限って言えば、逆ですね。
有料なソフトの場合、勉強したいと思っても勉強しにくくなります。結果、人材も集まりにくくなりますし、会社も人件費が高くなるでしょう。
また、オープンソースで無料なものだとインストールを何台したかなどの管理も必要なく、好きなだけインストール・アンインストールできます。
有料でライセンスにうるさい場合、その管理が必要になったりするので、不便で余計なことが連鎖的にたくさん増えます。
無料だと、多くの人が自由で公平にソフトやサービスを使えるので、多くの人材が育ちやすく、技術の進歩も早くなりますね。
その結果、他の分野でもコストを安くでき、私達消費者も安くサービスを利用できるわけですね。
段々と、かつての大手ベンダーもオープンソースの流れに逆らえなくなってきました。まだその過渡期なのでしょうが、この勢いは止まることはないでしょう。
ハードウェアで買わないといけないものも、ソフトウェアを節約することで余裕ができます。なので、私のコンピュータ系節約手段は、はっきりと節約を意識してオープンソース製のソフトウェアを選ぶこと、ソフトウェアに1円も使わないことです。