国際学生証とは?【発行方法とヨーロッパ旅行での活用術まとめ】

  • mtisyr

ヨーロッパ、ロンドン街並み

日本国内で観光施設の入場やJRの切符などで学割ってありますよね。親からのお小遣いやバイトでの給料など、頑張ってやり繰りする学生にはとってもありがたいもの。

海外旅行に行った際にも学割が受けれたらな?と思いませんか?でも日本の学生証を現地に持っていっても学割は受けられませんよね。それを可能にするのが国際学生証なのです。これがあれば学生であるメリットが最大限活かせます。

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国際学生証って何?

国際学生証とはISIC協会(International Student Identity Card 本部はオランダのアムステルダム)が発行しており、ユネスコも認める「世界共通の学生身分証明書」なのです。発行するには郵送でも可能ですが、大学内の生協等の窓口で申込するのが一般的です。

使い方は現地の観光施設等の窓口で掲示して割引を受けるという日本とほぼ同じ使い方です。

ただし、現地で添乗員さんに全部着いて行きますというタイプのパック旅行は旅行会社が事前にまとめて手配してしまうので、国際学生証を見せても自分だけ学割を受けることは無理なのでご注意を。パック旅行でも自由時間等に自分で現地で手配するなら可能です。発行費用は1,750円かかりますが、それを補うだけのメリットは充分あります。

国際学生証のメリット

世界130カ国以上、12万5千カ所以上で各種割引や特典が受けられます。有名なところを挙げると、アメリカをはじめとする各国のディズニーリゾート、ヨーロッパ各国の主な博物館や美術館、エジプトのピラミッド等があります。その他飛行機・鉄道・フェリーの乗車券でも使えます。割引額はなんと50%のところもあります。

以下に私がイギリス・フランスを観光した際に、国際学生証で節約したスポットを列挙します。

~イギリス~

  1. ロンドン塔 大人:£20.90 学生:17.60
  2. クライストチャーチ 大人:£7.00 学生:£5.50
  3. ストーンヘンジ 大人:£8.00 学生:7.20
  4. セントポール大聖堂 大人:£14.50 学生:£13.50
  5. ビッグ・ベン 大人:£15.00 学生:£10.00
  6. バッキンガム宮殿 大人:£17.50 学生:£16.00

~フランス~

  1. オペラ座ガルニエ宮 大人:£10.00 学生:£6.00

私は大学生で18歳以上だったのでフランスではあまり割引は受けられませんでしたが、18歳未満の方はほとんどの観光施設は無料になります。

モンサンミッシェル修道院、ヴェルサイユ宮殿、ルーヴル美術館、オルセー美術館、アンヴァリッド等

その他、日本でも学割が使えます。東京などの美術館や博物館、京都の神社仏閣など、日本の学生証でも大丈夫ですが、国際学生証だと更に割引を受けられる場合があります。

ただし、この国際学生証が認められているのは主に欧米圏です。あとアジアの一部でも認められていますが、アフリカや南米大陸、中東圏などでは認められていないので、そのあたりに旅行に行かれる方にはあまりメリットはないのが欠点ですね。

割引以外のメリット

身分証明書なので年齢を証明できます。日本人は欧米の方から見たら若く見られがちです。お店でお酒やタバコを買おうとしたら「未成年は駄目だよ」と止められてしまうことも…。そんな時わざわざパスポートを見せなくてもいいので、パスポートを持ち歩く危険を減らせます。

実際私はロンドンのスーパーでお酒を買おうとしたら止められてしまいました。私達も海外の方の年齢ってぱっと見わからないですよね。現地の方が大学生の私を18歳未満と思ってもしょうがないと思います。パスポートはホテルに置いていたので財布に入っていた国際学生証を掲示して無事購入することができました。

こうやって見ると本当に学生ってお得ですよね。でもいくら本物の学生でもそれを証明できなければメリットを受けられません。国際学生証を作って、目いっぱい海外旅行を楽しんでくださいね。