ふるさと納税でのプチ贅沢と節税対策

  • SAN

節税イメージ

昨年からふるさと納税をしています。最初ふるさと納税は、「税金の一部を他の自治体に寄付する」という認識しかありませんでした。

寄付をするとお礼の品がもらえるということは知っていましたが、どうせ税金を払うことには変わりないとあまり興味はわきませんでした。しかしある時、お礼の品がもらえるだけではなく、節税対策にもなると知りました。

ざっと言うと寄付額ー2000円の額が税金の控除になるということです。

控除となる寄付額は所得により上限があり、調べてみると我が家の場合は15万くらい寄付できることがわかりました。15万ー2000円で14万8千円の節税になる、なおかつお礼の品がもらえる、こんな良いことはありません。

我が家は夫婦と子ども1人の3人家族です。収入は一般的には良い方ですが、主人が単身赴任をしていてその手当分が大きいためです。実際家賃やら光熱費やら2重生活で消えていくお金なのに額面上の収入が良いため、子ども手当などあらゆる手当や助成などが所得制限にひっかっかり何も受給できません。

実際結婚した当初から年収は倍になりましたが、結婚当初と比べて経済面で余裕が出たという実感は何ひとつ感じたことはなく、まさに税金だけが増えていく実感でした。

高所得者に手当を出す必要はないとよく意見されていますが、その手当を生み出す税金を払っているのは高所得者です。

税金を多く払っているが故に、国や市の手当を受給できないという状況に憤りを感じていて、逆に多く納税したものが受けられるメリットというものがひとつくらいあってもよいのではないか?とそう常々思っていました。

しかしそれが「ふるさと納税」でした。

ふるさと納税は、納税者だけが利用できる制度で、また多く納税している人ほど節税対策としても有効でその上お礼の品ももらうことができます。

うちの場合15万円なので、基本は月に1度、1万円を寄付し、お礼の品でプチ贅沢をすることにしました。ネットから簡単に寄付できます。

ある時は1万円の寄付で高級な和牛500gをお礼の品としてもらいました。買えば3~4000円はする品です。またある時は新潟のこしひかり、山形のさくらんぼ、子どもが大好きなりんごジュースをもらったりもしました。

とにかく、全国各地に寄付できるので、お礼の品を目当てに今月は何にしようかな?などと楽しみながら考えることができます。

また、実家への贈り物としてもふるさと納税を利用しました。新米とお漬物セットをプレゼントしました。

送り先を実家へ指定することもできたので楽々に贈り物ができ、とても喜んでもらえました。お礼の品は本当に多義に渡るので、今度出産するお友達への出産祝いとしても、タオルなどの贈り物を今探しているところです。

なかには寄付金10万円でiPadがもらえたり、旅行券なども探すとあります。旅行券は寄付金の半額分が宿泊費用代としてもらえたりもします。

旅行に行きたい地域を決めて寄付すると大変お得なので、今度場合によっては検討してみたいと思っています。

また知り合いで、介護の必要な家族がいて「介護用おむつ」をお礼の品として受け取っているケースもあります。

オムツは毎日必要なもので、費用もかさむのでとても賢い方法だと思います。もし年収が何千万もあり、多額な税金を納めている方は、ふるさと納税でお米や特産品をもらい、旅行をしたりすることで、ほとんど無料で楽しめてしまう場合もあるのではないかと思います。

納税していて唯一得する制度である「ふるさと納税」。

そのまま自分の住む自治体に納税しても、何のお礼のなく、税金も戻ることもなく、メリットは何ひとつなくとられっぱなしです。これからさらに勉強して賢く利用したいと思っています。