家庭菜園で野菜の節約!初心者でも簡単にできる作り方
趣味と健康をかねて貸し農園や庭で家庭菜園をされる方が多いです。
でも野菜栽培をしているとあることに気づきます。これって出来上がった野菜を買ってきたほうが安いんじゃないかな。家族からは内心そう思われているかも。
思い入れだけで満足しないで費用を節約できれば一石二鳥です。そう思ったときは、初心者でも簡単にできる方法で節約しましょう。
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高い苗を買わずに種子を蒔いて節約
野菜の苗は高いです。家庭菜園に植えるだけでも、全部苗からだとすぐに数千円になってしまいます。家族はこれだけの値段なら特売の野菜が1週間分買えたのにと皮肉のひとつもいわれるかもしれません。
そこで苗代の節約です。
自分で種を購入して苗を育てます。種は園芸店で高いと感じるときは100円ショップがおすすめです。2袋で100円などという店もあります。
種まきに慣れない初心者のうちは、コマツナ、ネギ、ダイコン、二十日ダイコンなどは、種子をまけば、そのまま間引きしていけばほぼ勝手に育つ優れもの野菜です。それほど品種は選べませんが主な野菜の種子はダイソーなどの100円ショップでも結構手に入り節約できます。時期を逸しないように早めに店に問い合わせておくとよいでしょう。
これらに慣れたら、トマト、ナス、キャベツ、ハクサイやタマネギなどの苗などを作ってみましょう。ここではタマネギを例に種まきから苗の作り方を説明します。これで苗代をかなり節約できるのではないでしょうか。
節約の具体例:タマネギの種子からの苗の作り方
タマネギは代表的な常備菜のひとつです。さまざまな料理に使われる野菜で家庭で準備できたら重宝します。自分で作る場合は市販の苗を購入して秋の終わりに植えつける方法ももちろんありますが、ここでは種まきから自分で行い、丈夫でしかも適正なサイズの苗を準備する利点を説明します。
タマネギは植え付けの時期と、植えつける苗のサイズがカギをにぎっています。
分球したり、ねぎ坊主が出てしまったり。小さすぎると寒くなってから霜柱に持ち上げられて枯れたりします。
自分で種をまきますと十分な数の苗を準備できますし、その時々の気候に応じて植え時を何度かに分けるなど調節できる利点があります。植え付けまで成功したらタマネギはそののちの管理は易しいといわれています。
さらに市販の苗ですと、自分が栽培したい品種のタマネギがタイミングよく売られているとは限りませんし、予約していたとしてもまとまった量となると高価です。自分で気に入った品種のタマネギの種を購入して種まきをすると、それらのことを回避でき費用を十分節約できます。
基本的にねぎを種まきしたことのある方ならば簡単です。ご自分で種をまいて納得のいく苗作りにチャレンジしてみてください。
タマネギを育てるのに用意するもの
- 苗床用の用土
- トロ箱(もしくはプランター)深さ150mm以上がのぞましい
- タマネギの種子
- 肥料:化成肥料もしくは手作りのぼかし肥料(油かす+鶏糞+米ぬかに少量の水を混ぜ発酵させて乾燥させたもの)、溶りん、草木灰(庭の剪定枝や乾燥した雑草を燃やした灰)
(苗床の用意)
落ち葉たい肥1に庭土3の割合で混ぜてふるった用土10Lあたりに化成肥料もしくは手作りのぼかし肥料(油かす+鶏糞)、溶りん各大さじ1、草木灰(これも手作りできます)小さじ1などを加えてよく混ぜ、さらに1週間から10日ほど置くと使用できるようになります。タマネギはこのようにリンとカリを効かせるとよくできます。
(用意するまでの注意点)
ここまでをお読みいただいてわかるように、苗床の準備は、全て手作りでやろうとすればかなりの時間を要します。したがって前もって落ち葉たい肥などは、上述したように落ち葉を集めておくなど日ごろから準備しておくといいでしょう。たい肥作りも楽しめ買わずに節約できるるわけです。 苗床にする容器(トロ箱など)には、十分根のはりをよくするために、発泡スチロールのトロ箱や大きめのプランターで、深さは150mm以上のものが望ましいです。
タマネギの種まきから苗づくりまでの手順
初めて作られる方やたい肥や肥料の調合が難しい方は、市販の種まき用土でもよいでしょう。以下に種まきの手順をまとめます。
(方法)
- 150mm以上の深さのそこに穴を開けたトロ箱やプランターに、上記の肥料を加えて日を置いた苗床用の用土あるいは市販の種まき用土を上から4cmぐらいまで入れます。
- その表面にはしなどで3cmおきにすじ(深さは5mm程度)をつけます。
- そこに用意したタマネギの種子を2cmおきにまき、細かくふるった落ち葉堆肥をかけ、じょうろで種子を流さないように注意しながら水を十分にかけます。乾燥しないようにぬれた新聞紙をかぶせて日陰におきます。
- 4、5日のうちに発芽しますので、日のよくあたる場所に移動させます。
- 2つ以上まとめて苗が出てしまった場合は一方を間引きます。表面が乾いたら水をやるようにします。
- 発芽後10日過ぎた頃から薄い液肥を1週間に1回程度やります。
- 根元が鉛筆の太さ程度になったら、定植の適期です。それより細すぎても太すぎてもよくないです。ここがタマネギづくりのポイントになるところでタマネギづくりの醍醐味です。