ご存じですか?意外と高いプリンタの維持費

  • poo30

プリンタ

あるととっても便利なプリンタ。日常のちょっとしたことから年賀状や写真の印刷に至るまで、いろいろな場面で使えて重宝します。

だけど、インク代や紙代など、印刷にはコストがかかっているのをお忘れなく。

家で印刷したらタダみたいに思いがちですが、実は、印刷にはかなりのコストがかかっています。印刷維持費を見直すことで、月々の出費を節約することができます。

スポンサーリンク

プリンタの維持費

プリンタの月々の維持費は?

計算

プリンタの月々の維持費は一体どのくらいかかるのでしょうか?

プリンタの代表メーカー、Canonの売れ筋でもあるCanon PIXUS MG7530を例に、月々にかかる印刷費を計算してみましょう。

まずプリンタ本体のメーカー希望価格が18900円(税込)で、それに対応した純正インクBCI-351 5色(BK/C/M/Y/GY)+BCI-350 マルチパックが4814円(税込)です。

ちなみに、インクカートリッジ1本で印刷可能な枚数の目安は、メーカー測定結果で、カラー印刷の場合、600~700枚程度となっています。

これらに加え、印刷する用紙の費用が加わります。

人気の高いコクヨのコピー用紙は500枚で1600円します。

プリンタを5年使う場合、カラー印刷で、月々100枚印刷した場合の月々の維持費は次の通りです。

プリンタ使用代(18900円÷12か月÷5年)+インク代(4814円÷7)+用紙代(1600円÷5)=1322円もかかるのです。

維持費が高いからくりとは?

インクカートリッジ

計算からもわかるように、維持するための費用として突出しているのが、インクのコストです。プリンタ本体に比べて、消耗品とは思えないほどの高い価格が設定されています。

実は、インクが高い理由は、インクやトナーなどの消耗品で利益を確保するメーカーの戦略にあります。

昔は高額だったプリンタもずいぶん安くなり、1万円をきる機種も珍しくなくなりました。プリンタを安くすることでプリンタを購入しやすくし、インクなどの消耗品で利益を得ることがメーカーの狙いです。

プリンタの購入者は、プリンタメーカーが製造する純正の消耗品を使用することが見込まれるので、プリンタを安くしても、消耗品でプリンタ代の一部を回収できるのです。

維持費を抑えるには?

プリンタを所有しない

プリンタ

プリンタは一家に一台が当たり前だと思っていませんか?

維持費を抑えるために最も有効な手段は、プリンタを持たないことです

プリンタがなくても、印刷は可能です。

コンビニで印刷した場合のカラープリントの値段は1枚50円、白黒なら1枚10円です。スーパーなどにおいている格安コピー機を使えば、さらに安くでプリントをすることが可能です。

それに、わざわざ外でプリントをするめんどくささを考えると、ものを印刷する行為そのものを避けるようになります。

この気持ちこそが節約につながります。スマホなどで情報を持ち歩ける時代、どうしても紙に印字しないといけないものなど案外少ないものです。

消耗品を安くで手に入れる

考える

消耗品を安く手にいれる手段はたくさんあります。

維持費の項目で最も高いインクですが、必ずしも純正品を買わなくてはならないということはありません。プリンタのメーカーが製造する純正品に対し、プリンタに互換性のあるように作られたメーカー以外の業者が製造する互換インクというものが存在します。

互換インクは、純正品に加え、格安で手に入れることができます。

プリンタが故障した場合にメーカー保証がないのがデメリットですが、コストが安いのでニーズが高い商品です。

互換インクは、インターネットなどで買うことができます。

例えば、サンワダイレクトでは、先ほど紹介した4814円もしたCanonのインクが2000円程度で手に入ります。

互換インクは、画質などが悪い場合が多いので買いたくないという人は、純正品を1円でも安くGETできるよう、価格.comなどで価格を調べてネットで買うのもよいでしょう。

1600円したコクヨのコピー用紙も、価格.comの最安値業者でなら、500円程度で手に入れることができます。

コピー用紙はヨドバシカメラなどの大手電気店でも格安で販売しているので、セールを狙って買いだめるのも一手です。

コピーの基本は白黒で

白黒

コンビニなどの価格設定からもわかるように、4色の色を駆使して印刷するカラーコピーは白黒コピーに比べてコストがかかります。

白黒のコピーで十分なのに、うっかりカラー印刷をしてしまったらもったいないです。印刷のデフォルト設定をグレースケール(モノクロ)に設定していると、自動で白黒コピーになります。

そうしておけば、間違えて白黒で印刷してしまってもコスト面での痛手は小さくて済みます。