富士登山で山小屋へお得に泊まる方法!【おすすめの食事も】

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冬の富士山

日本人に生まれた以上、一度は富士山の頂に立ってみたい!という方は多いのではないでしょうか。

2013年6月に世界文化遺産になってからは、日本人のみならず、欧米や中国、台湾、韓国の方たちまで富士山の頂上を目指すようになりました。

この富士登山ですが、昨今、日帰りや夜中にヘッドライトをつけながら五合目から休憩もほとんど取らずに登る「弾丸登山」をする登山者が問題となっています。

富士山は夏でも気温が0度近くにまでなることもあり、また、強風や突然の雷雨に見舞われることだってあるのです。

そして、登山者を一番苦しめるのはなんといっても「高山病」です。3,000m地点の酸素濃度は地上のおよそ68パーセントと言われており、標高3,776mの頂上に至っては、地上の62パーセント、およそ3分の2の酸素濃度しかないのです。

ですから、富士登山をお考えのみなさん、是非、途中の山小屋に泊まって、ゆっくりと、且つ、安全な富士登山を心掛けてくださね!

この富士山には主なルートが4ルートあり、静岡県側に3ルート、山梨県側に1ルート存在します。夏のシーズンの間は、それぞれの登山ルートには山小屋が営業しており、登山客の安全、安心のための拠点としても心強い存在です。

そして、富士山にはたくさんの山小屋が存在しますが、山小屋ごとに料金設定やサービス内容が違っているのはご存知でしょうか?

今回、富士登山をお考えのみなさんにお得な山小屋の情報をご提供します。

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山小屋の宿泊料金はいくら?

青空と富士山山小屋

まず、山小屋の宿泊料金のお話です。

先ほども申しましたが、富士山にはたくさんの山小屋が存在し、その小屋ごとに宿泊料金が違うことが多いのですが、静岡県側の「富士宮ルート」では、五合目から山頂までの九つの小屋〈五合目レストハウス、六合目(雲海荘・宝永山荘)、新七合目(御来光山荘)、元祖七合目(山口山荘)、八合目(池田館)、九合目(万年雪山荘)、九合五勺(胸突山荘)、頂上(富士館))すべてが同一料金で統一されており、休前日だと1泊2食付きで税込8,500円かかります。

そこでみなさん、ここからが本題です。

どうやったら安く富士山の山小屋に泊まれるか!
それは、休前日ではなく、平日や休日に泊まってください。

これならば1泊2食付きで税込7,500円です。1,000円もお得になるのです。

しかも、平日や休日は比較的登山者の数も少ないですから、山小屋もゆったりと使えるかもしれません。

これだけではありません。

食事がつかない「素泊り」であれば、さらに2,000円お得に!
なんと平日や休日は5,500で泊まることができるのです。

みなさんどうでしょうか?

料金が高い山小屋では1万円以上なんていう所もありますが、これならばお財布にも、体にも優しい富士登山ができそうではありませんか!?

サービスがお得な山小屋はココだ!

富士登山をする人達

そして次はサービス面でお得な山小屋です。

富士山の静岡県側のルートの一つ「御殿場ルート」にある山小屋は五合目を除くと3つしかないのですが、ここはかつて皇太子さまが富士登山をされたときに通られ、また、宿泊されたルートであることから、「プリンスルート」とも呼ばれています。

そこで、このルートにある山小屋〈七合四勺・わらじ館、七合五勺・砂走館、七合九勺・赤岩八合館〉の何がお得かと申しますと…
通常、富士山にある山小屋の夕食はカレーライスの所が多いのですが、お代わりができないところが殆どです。しかしこの3つの山小屋は違います。

お代わりOK! しかも、何杯でもお代わりして大丈夫なんです!!
(ちなみに、食事のみでこのカレーライスを食べると1,300円するのですが)
なんと5杯もお代わりした方がいるんですよ!

また、そればかりではありません。

平地と違い、水や食料を山小屋へ運ぶのは大変な労力と料金がかかってしまいます。ですから、通常、富士山の山小屋ではレトルトのカレーをだすことが多いのです。

しかし、この3つの山小屋、なんと小屋でカレーを作って提供してくれるのです!

各山小屋によって味も違い、ある山小屋では3つのカレールーを配合した秘伝の味だとか!

平地にいれば何でもないような事かもしれませんが、体力と気力と薄い空気と格闘しながら登る富士山では、この上ない御馳走であり、サービスなのです!!

いかがでしたでしょうか。

この情報を基に、みなさんが安全に、かつ、お得に、富士登山に挑戦していただければ幸いです。

是非、頂上から見る日本一の景色を堪能してください!!