一人暮らしの食費節約術

  • 帰蝶

食事

私が一人暮らしをしていた若いころ、一番悩んだのは食事でした。

勤め先は飲食店だったので空腹で死にそうになるということはありませんでしたが、仕事が休みの日は苦労しました。

仕事がある日は朝はカフェオレのみ。昼食と夕食は飲食店で賄いがでます。

仕事が終わるのが午後10時ごろ。

夕食の賄いが5時なので当然お腹が空きます。

こんな時間から食べれば太るのは必至ですが、空腹で眠れないときもあるので、そんな日は帰りにスーパーに寄ります。

近所に11時まで開いているスーパーがあり、ほぼ毎日売れ残りの弁当をチェックしていました。

「3割引き」や「半額」と白抜きで書かれた赤いシールが貼られた弁当や惣菜を物色します。

好物が入った弁当や最近食べてないな、美味しそうと思う惣菜があればしめたものです。

スーパーの弁当はコンビニ弁当より添加物は少ないし、わりとバランスを考えて作られているので安心です。それにスーパーのポイントカードを作って持っていればポイントも増えます。

休日は友人と遊びに行く日以外はほとんど家で過ごし外食はしませんでした。

そんな日は朝は遅く起きるのでカフェオレ一杯とシリアルで遅い朝食を済ませ、昼食にはシーチキン丼をよく作って食べていました。

私は毎回ご飯を炊いたら炊飯器は保温にせず一食分ずつ小分けにしてすぐ冷凍しています。そうすれば毎回炊く電気代は節約できます。

そうして数日前に炊いて冷凍庫に入れておいた白飯をチンして、シーチキン缶とマヨネーズ、あればチューブのわさびと醤油を足して、混ぜたものを乗せて食べるのです。

もし残ったしなびる直前のキャベツがあれば刻んで混ぜて食感のアクセントにしたりもしていました。

でも基本的に野菜や生鮮食品を買っても一人で使い切れず腐らせてしまうことが多かったので、あまり買いませんでした。なので冷蔵庫はいつも空っぽでした。

夕食は実家に帰って夕食をごちそうになっていました。

毎回手ぶらで行ったのに実家で育てた野菜や食品などを両手に抱えて帰ってきます。こうして振り返ってみるといかに当時の私は食費をほとんどかけずに過ごしていたかが分かりますが、同時にいかに干物女だったかが分かります。ちょっぴり情けない体験談です。