教育費の節約の為に教育に関わるものを見直す

  • 佐藤佳絵

文房具

教育費は削りたくない。それが多くの人の意見かと思います。確かにそれは間違っていません。しかし、正しいとも言えません。

なぜなら教育費とひとことで言っても、中身を掘り下げてみると「もの」「サービス」「店舗」「場所」など、その詳細が多岐にわたるからです。ですので、今回は「教育費・もの」について絞って述べたいと思います。

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教育費・ものとは

「教育」というものは目に見えません。教えられ、学ぶことは、紙に書き取ることは出来ますが、「コップ」や「お皿」のように具体的なものがあるわけではないのです。

しかし、「教育に関わる・もの」というものは目に見えます。

ノートにペン、参考書やテキスト、パソコン、辞書、電卓などは教育を受ける際に必要、もしくはあれば便利なものとなってきます。

現代は物が豊富です。昔は紙しかなかった辞書も、現在では電子辞書になっています。百科事典も紙だったものが、今ではパソコンやスマホがあれば、あっという間に調べられる時代になってしまいました。

今まではなかった「教育に関わる・もの」にはそのようなものがあります。一方昔から変わらないものもあります。鉛筆に消しゴム、そろばんだって現役です。

このように、「もの」にもいろいろあることが分かります。

その「もの」本当に必要ですか?

このように、教育をうけるうえで、ものは必要です。

ノートや鉛筆はもちろん必要ですし、テキストもないと内容が把握できない。消しゴムが無いと間違っても消せない。

ノートや鉛筆、そして消しゴム、あとはテキスト。このようなものは、無くてはならないものに分類されるでしょう。

しかし、どうでしょうか?電子辞書やパソコン、このようなものは。

あれば便利でしょうが、無くても学ぶことは出来ます。教育を受けることは出来ます。

ここで大切な事は、「鉛筆は良くて、パソコンは悪い」と言っているのではないのです。本当に必要かどうか、ということが大切なのです。白黒つけるのではなく、現実を見て、「なくてはならないものか」もしくは「あればいいけどなくてもいいもの」なのか、を把握することが大切だと言いたいのです。

遠隔地に住んでいる場合は、パソコンがあればオンライン学習ができて便利でしょう。それに、今は無料で学習ができるサイトもたくさんあります。

また、鉛筆ではなくボールペンを使うという人もいるでしょうし、私は色ペンは赤と青だけあればいい、という人だっているでしょう。

要は、自分にとってその「もの」が本当に必要か見分けることが大切だという事なのです。

人が持っているから自分も。
新しいのが出たから自分も。
あったら便利そうだから自分も。
こうなっていませんか?

「教育費・もの」を節約する為には

自分にとって必要かどうかが分かれば、ここでもう「教育費・もの」については簡単です。

必要なものしか持たない、もしくは、本当に必要になってから買う、というスタンスを取ればよいのです。

ものが溢れているこのご時世、欲しいと思えば、1日2日で手に入ります。早ければその日のうちに手に入ることだってあるのです。

ろくに使わないかもしれないのに、焦って買う必要はないのです。

テキストなども同じです。本屋で見て衝動買い、は結局使い物になりません。

どうせ買うならじっくり吟味して買いましょう。どのテキストが「使える」ものでどれが「使えない」ものかを見極める目を持つことも、「教育費・もの」を節約することにつながります。自分の目を養うのです。そうすれば、世間に流されて購入する、なんてことはしないですみます。

また、テキストなどは、なにも新品で買う必要もありません。中古の本も状態が良ければ使えますし、一部書き込みが多くても、自分が欲しいページがしっかりしていれば、それでもいいわけです。

テキストは2冊買うのもひとつの方法です。1冊は新書で買い、書き込みはせずにノートに答えを書いて繰り返し使うようにし、もう一冊は中古で買い、どんどんそれに書き込んでいき、自分だけのテキストを作り上げる。

このようにして、教育費・ものの節約は実現します。

また、テキスト以外でも文房具も同じです。自分に合ったものを選んで使えば、それは立派な節約になります。安くてもこれが使いやすい、という人もいれば、高いあれじゃなきゃだめだ、という人もいます。

自分の基準をもつ、ということが教育費の節約につながるのです。