お金がなくても家族でおうちで温かいクリスマスディナー

  • 節約ママ

若い頃は、きらびやかなイルミネーションやゴージャスなディナーに心ときめいたクリスマスでしたが、結婚して子どもが生まれてから、当然ですがクリスマスは家で楽しむものになりました。

経済的に余裕がなくても、子ども達にはそんな心配をさせずに明るく過ごさせてやりたいと普段から思っていたので、子どもにはわからないようなところで節約をして、人並みに楽しいクリスマスを演出できるよう工夫をするようになりました。

プレゼントについては、普段買ってやれないからこそ、ゲームソフトなんかをサンタさんのリクエストするのだから、それは少々無理してでも買ってやっていました。

せいぜい複数の店で値段の比較をして安いところで買うぐらいしか節約のしようがないので、費用を抑えられるところは、結局、食べ物ということになります。

なんといっても、一番節約の効果が高いのはケーキです。

私がよく使った手は、スーパーのパンコーナーで売っている「スイスロール」を使ったブッシュドノエルです。クリスマス前から、ホイップクリームの特売やケーキの載せる飾りの安い物を見つけたら準備しておきます。

スイスロールの端を少し斜めにカットしたものを上に載せて、ココアを入れて泡立てたクリームを塗ってフォークで筋を入れて、サンタさんか何かの飾りを載せると、充分それっぽく見えます。材料費はスイスロールの値段によりますが、高くても350円ほど、市販のデコレーションケーキだとちょっとしたものでも平気で2000円ぐらいはするので、プレゼントでお金がかかった分はここで取り返していました。

子どもが小さいうちは、見た目でごまかせましたが、少し大きくなってケーキの味の違いが分かるようになってからは、丸い型でチョコレートケーキを焼き、粉砂糖を雪のように振ったものを作るようになりました。いずれにしても、よっぽど忙しいとか、お付き合いでケーキの購入を頼まれた、などの事情がない限り、ほとんどクリスマスケーキは買ったことがありません。

子ども達にも私達にも、ケンタッキーやピザのテレビCMもとても魅力的に見えるのですが、そこはグッとガマンです。鶏の骨付きのもも肉でローストチキンを焼くか、お惣菜コーナーの出来上がっているものの方が意外と安い場合もあるので、どちらか安い物を値段重視で買います。夕方、見切り品なんかに出会えた日はラッキー、その日に頂くのだから大丈夫、迷わず見切り品を選びます。

ポテトサラダかマカロニサラダを作って、必ず周りをプリーツレタスとミニトマトで飾ります。

ケーキ用のホイップクリーム同様、シャンメリーもクリスマス前に安い物を探しておいて、1本だけ買っておきます。

シャンメリーの栓を開けるのがやっぱり盛り上がるので欠かすことはできませんが、実際に飲むことを考えると割高ですので、ジンジャーエールやサイダーなんかを特売を見かけた時に準備しておき、2杯目からはそちらにします。他のメニューを加えることもありますが、基本的には毎年だいたいこんな感じで用意をします。

我が家では普段はあまり使いませんが、テーブルクロスやランチョンマットでクリスマス風の演出をして、この時だけはもちろん、キャンドルの灯りで食事を楽しみます。

細かいことばかりを書きましたが、こうやって準備したクリスマスの食事の材料費というのは、普段の食事のレベルだと思います。

こうして、夫の給料だけでやりくりしていた頃に知恵を絞った節約クリスマスメニューですが、クリスマスが近づいてきたら買い物の際に安い物をチェックしておくなど、少し工夫するだけで、さほど手間がかかるものではありませんので、子どもが大きくなって、私も外で働けるようになったため、もう少しは贅沢する余裕もできた今でも相変わらず、節約クリスマスメニューを続けています。ちなみに、成長した子ども達にも、いまだに節約の舞台裏はバレていないようです。