自動車のブレーキ交換・メンテナンスのやり方

  • まさまさ

ブレーキ

まずは、車のもっとも重要な性能「ブレーキ」のメンテナンス。車のブレーキは定期点検項目のなかでも最重要項目に指定されていて、エンジンなどは多少の不具合があってもだましだまし走れますが、ブレーキに関しては些細な不具合であっても即、事故につながる危険性があります。

走行中にブレーキの異常に気づいたのでは手遅れです。走っている車を確実に停車させるには、正常な状態のブレーキが絶対に不可欠で、この状態を維持するには、異常の早期発見と予防整備に尽きるのです。

だからこそ点検・整備はこまめに行いたいものです。突然ブレーキの効きが悪くなることは稀で、その前に必ず前兆が現れます。

ブレーキペダルがふわふわしたり、奥まで踏み切れたり、ブレーキを踏んだ特に異音がするなどでこのような場合はすぐに点検をしたほうが良いです。

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片側ピストン式の新品ブレーキパッド付ける

ディスクブレーキは構造が単純なだけにブレーキパッドの交換も比較的簡単に行うことができます。

ただし、ブレーキパッドの交換時にはピストンを押し戻す必要があって、基礎知識を持った人なら専用工具を使わずに交換することができます。

しかし、基礎知識のない人が、手持ちの工具で無理やり作業をすれば、エアーを混入させたり、周囲にブレーキフルードをまき散らしたり、防水用のブーツを破損させたりピストンに傷をつけかねません。

ちなみに私が始めて自分で交換したときはブレーキフルードをまき散らして大変なことになりました。そうならないためにも必要最低限の専用工具は用意しておいたほうが良いと思います。

そしてキャリパーボディを取り外したら、スライドピンがスムーズに動くか「必ず」確認してください。スライドピンの動きが悪いと引きずりの原因となりオーバーホールが必要になります。

また、ブーツが破損していた場合早急に修理をする必要があります。ブレーキの鳴きの原因はパッドの当たり面がディスクローターに密着する寸前にブレーキパッド自体が振動することで発生します。対策としてはパッド裏に鳴き止めグリースを塗布したり、面取りしたりするのが効果的です。