有利なのはどこ?オークション・フリマアプリ比較
不要なものを売って、お金にすることができるオークションやフリマ。一言に物を売るといっても様々な手段が存在します。では、どこで売れば一番有利なのでしょうか?主要なサイトの種類や特徴についてご紹介したいと思います。
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オークション、フリマの種類
ネットでの個人売買といえば、オークションを思い浮かべる方が多いかと思います。ヤフオク!は有名なオークションサイトですが、ヤフオク!以外にも、楽天が運営する楽天オークション、DeNAが運営するモバオク!などのオークションサイトがあります。最近は、スマホの普及に応じて、フリマアプリなどの市場も急速に拡大してきています。
規模が大きいのは?
見る人が多ければ多いほど、出品している商品に興味を持ってくれる人は多くなり、高値で買ってもらえる可能性が髙くなります。単純に考えると、出品するにあたって、サイトの規模はかなり重要な項目となってきます。
ニールセンという、消費者視聴行動を分析する会社の行ったオークション/フリマ利用者アンケート(青:PCでの利用者、オレンジ:スマホでの利用者)によると、規模で圧倒的に有利なのはヤフオク!だということがわかります。
オークション/フリマサービス 利用者数(千人)TOP5 2014年6月
Source: スマートフォン:Nielsen Mobile NetView スマートフォンからの利用
PC:Nielsen NetView 家庭および職場のPCからの利用
※スマートフォンとPCの併用者を含む
※スマートフォン、PCともに利用数はアプリの利用者とWebサイトの訪問者の非重複の合計
※NetViewは2歳以上の男女、Mobile NetViewは18歳以上の男女
※一人あたりの月間利用時間が15分以上のサービスに限定
※メルカリ、LINE MALLはアプリからの利用のみ
では、売りたいものは全て規模の大きなヤフオク!に出品すればよいのでしょうか?
実は、そうとも限りません。それぞれのサイトで利用者の特徴が異なり、強みや弱みがあります。各サイトの利用者の傾向を把握することで、より有利に販売することが可能になります。
利用者の特徴を把握!
最近、TVでもCMをやっているメルカリというフリマアプリはご存じでしょうか?メルカリは、ネットで物を売ったことのない初心者でも簡単に出品できることで大ヒットしたフリマアプリです。
出品する商品の写真をスマートフォンで撮影し、説明や価格を記載して投稿するだけで簡単に出品できるのがメルカリの売りです。
メルカリのCMやサイトを見たとき、可愛らしく女性受けする印象を受けるのではないでしょうか。実は、メルカリのターゲットの利用者の大半は、学生・OL・主婦といった若年層や女性です。
実際にメルカリの人気カテゴリーは、トレンドの洋服やブランドもののバッグ、ベビー服、マンガなど若年層や女性に支持される商品ばかりです。人気のカテゴリーの中に香水などが入っているのも、メルカリならではと言えます。売りたいものが、学生や主婦に興味を持ってもらえるものであれば、メルカリで売るのも1つの手といえます。
再び、Nielsenのアンケート結果ですが、年齢や性別によっても利用者の割合がかなり異なることがおわかりいただけると思います。出品するものが、どの層に支持されるかということを考えて、ターゲットを絞って出品するとよいかと思います。
オークション/フリマサービス 性年齢構成比 2014年6月
Source: スマートフォン:Nielsen Mobile NetViewスマートフォンからの利用
PC:Nielsen NetView 家庭および職場のPCからの利用
※スマートフォンとPCの併用者を含む
※スマートフォン、PCともに利用数はアプリの利用者とWebサイトの訪問者の非重複の合計
※NetViewは2歳以上の男女、Mobile NetViewは18歳以上の男女
※利用者数100万人以上、一人あたりの月間利用時間が15分以上のサービスに限定
※メルカリ、LINE MALLはアプリからの利用のみ
気になる手数料は?
商品を販売するにあたっては、当然ながら手数料が発生します。主なサイトの手数料をまとめてみました。
サービス名 | 分類 | 出品条件 | 落札時の販売手数料 |
---|---|---|---|
ヤフオク! | オークション | 有料会員登録 | 5.4% |
楽天オークション | オークション | 無料 | 6.3% |
モバオク! | オークション | 有料会員登録 (月額315円) | 自動車>車体カテゴリ:4,860円(税込) バイク>車体カテゴリ:3,024円(税込) 上記以外のカテゴリ:無料 |
メルカリ | フリマ | 無料 | 10% |
LINE MALL | フリマ | 無料 | 無料(売上金 振込時一律210円) |
商品が落札されないリスクを考えると、出品するだけでお金がかかるサイトにはなかなか出品しづらいかと思います。
初心者は特に無料で出品できるサイトを選びがちですが、出品するのにお金をかけた場合のほうが、販売手数料が安いなどのメリットがある場合もあり、一概に出品手数料が無料のサイトを撰べばよいとも限りません。
例えば、ヤフオク!では、出品するには、ヤフープレミアム会員になることが必須条件ですが、ヤフープレミアム会員になるとヤフオク!への出品以外にも、話題のドラマや映画が見れたり、飲食店の割引クーポンがもらえたり様々な特典がついてきます。規模が大きく、落札時の販売手数料が安いのも魅力です。
モバオク!は、会員手数料さえ払えば、販売手数料は一部の例外を除いては無料なので、物を多く売る場合や、高い物を売る場合には有利といえます。
LINEMALLは、一見、手数料が安くてよいように思えますが、利用者が少ないので、なかなか物が売れず苦労する場合も多いようです。
このように、どのような物を売るかによっても有利なサイトは変わってきます。いろいろと比較してみたうえで出することをおすすめします。