読書家に捧ぐ!無料で本が読める救世主サイト青空文庫とは?

  • hinon

部屋でタブレット(電子書籍)を見る女性

本を読むためには、本を買わなければならない、なんて思っていませんか?

あるいは、図書館で返却期限を気にしながら読んだり、予約が回ってくるのを半年も待ったり……

けれど、「娯楽」として「読書」を楽しむためだけなら、別に本を買わなくたって、いいんです!世の貧乏読書家必見の記事です。

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青空文庫とは?

その名は、「青空文庫」。

『青空文庫は、利用に対価を求めない、インターネット電子図書館です。著作権の消滅した作品と、「自由に読んでもらってかまわない」とされたものを、テキストとHTML(一部はXHTML)形式でそろえています』(青空文庫公式サイト「青空文庫早わかり」より)

作品の著作権は、作者の死後七十年でなくなります。
その著作権切れの作品を電子データ化し、インターネット上で無料で閲覧可能、配布しているのが「青空文庫」。運営はボランティアで行われています。

どんな作家がいるの?

最近では、江戸川乱歩と谷崎潤一郎の著作権がフリーとなり、名作「怪人二十面相」「人間椅子」「パノラマ島綺譚」、「春琴抄」「刺青」さらには大作「細雪」までが、タダ!で配布されています。

「細雪」を新潮文庫の新刊で揃えようとなったら、合計で2,041円もかかります!

「古典って、なんか堅苦しいヤツばっかりでしょ?」と思うなかれ。あの「シャーロック・ホームズ」「アルセーヌ・ルパン」吉川英治の「宮本武蔵」などエンタメ作品もザクザク入っているんですよ。「クトゥルフ神話」で有名なラヴクラフトまで!

もちろん、夏目漱石や芥川龍之介、太宰治など大御所も入っています。
すごいでしょう?

古典のおもしろさを知れ!

あなたは何のために読書をしますか?

話題作りのため?
日常の堅苦しさから逃れて、羽根をのばすため?

前者の場合は、別に最新作の新刊を手に入れて読んでもかまわないでしょう。最近の作家がいい!わかりやすくて楽しい!わかります。

でも、ただ「日常から離れて、楽しい世界にひたる」だけなら、最新の作家の作品を読む必要はありません。

古人の美しい文章、深い造詣。
古典。そこにあるのは、広くて深く、見事な世界です。

何十年も読み継がれる作品は、必ず、あなたの心を震わせる力があります。
本当ですよ。

そもそも私は、最近の日本の作家に魅力を見いだせない人間です。

一度古典の魅力にハマってしまうと、文章の貧弱さや構成の稚拙さに頭を抱えたくなってしまいます……
なにより、古典好きって、カッコいいって見られますからね。

まずは、電子書籍に対する「違和感」を捨てよう

「えー、本を読むなら紙の本でしょ?」
あの、ページをめくるときの指先の感覚……やさしい光の加減……わかります。私も今でも「紙の本」をこよなく愛します。

しかし、本代を節約しながら読書を楽しむためには、そんなこだわりは、捨てましょう。
ぶっちゃけて言えば、すぐに慣れます。

そしてすぐにその「凄さ」「すばらしさ」にやみつきになります。

今まではかさばる本をバッグに忍ばせていたのが、電子書籍ならポケットにスマホをつっこむだけで、いつでも外で読書ができます。

電子書籍のすばらしいところ、それは端末ひとつに何百冊、何千冊もの本を収納できるところ。

私も青空文庫のアプリに、三百冊近くの「本」を収納していますが、手に持っているのはiPhone一つだけ。
電子書籍って、すごいんです。

まとめ

いかがでしたか?

私は読書家で、青空文庫に出会う前は、一ヶ月のお小遣い1万円のうち、2,000円以上を本代に費やしていました。
今ではそれが、ほぼ無料。たまに翻訳で著作権の切れていない海外文学を古本で買う以外、「青空文庫」でまかなっています。

その分浮いたお金で、デートしたり、お洋服を買ったり……
本を買わない、読書生活。あなたも青空文庫で送ってみてはいかがでしょう?