独学で保育士資格試験に合格するための参考書と勉強方法

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保育士証

転職するため保育士資格の取得を目指しました。

保育士として働くためには保育士の免許が必要になります。保育士養成学校を卒業すれば免許を取得することができますが、学校に通えない場合でも、保育士国家試験に合格することで保育士の資格を取得することができます。

私は、仕事もしていたので、独学で保育士試験に合格しました。この記事では、私が保育士試験に合格するために行った勉強法を紹介していきます。

資格名:保育士資格試験
合格率:22.8%(平成27年度)
URL:http://www.hoyokyo.or.jp/

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保育士資格取得のための勉強方法

はじめは何から始めればよいかも分からない状態でした。

取りあえず本屋さんに行き、どれを購入すれば良いのか分からないまま、参考書とテキストを何冊か選んで購入しました。

保育士試験は科目数がとても多いので大変ですが、初めは保育士試験の全体像をつかむために、分からない言葉が出てきても、さらっと読んでいきます。

読んでいくうちに何度も出てくる言葉や重要ポイントが分かってくるので、次は重要語句にマーカーを付け、シートで隠しながら、確認をして読んでいきます。

それから過去問題で出題されている事柄をどんな文章で書かれているのかテキストの索引を使って探し、どんな風に出題されているのかを調べていきます。あとは過去問題を数多く取り組んでいきます。

勉強時間

毎日の学習時間、学習期間は、仕事をしながらの独学でしたので、仕事があるときは、1日3~5時間ぐらい、仕事が休みの日で時間があるときは、1日8~10時間ぐらい、毎日コツコツしていました。

はじめて保育士試験を受験するまでの期間は6か月ぐらいでした。

使用した参考書、テキスト

福祉教科書 保育士完全合格テキスト 上下巻

保育士になるための基礎、基本から入るので全体像をつかむためには必須のテキスト上下巻です。

丁寧な解説があるので、基礎から入ることが出来る良いテキストで、まずは全体を読んで、試験についてや保育士についての基礎を学ぶことができます。

勉強する時に自分でつくる「まとめノート」のような物が既に出来上がっている、という感じでわかりやすいです。

重要な語句やポイント、キーワードは赤字で記載されていて、付属の赤いシートで隠しながら復唱学習がすぐに出来るのでおススメです。

1回で受かる!保育士過去問題集

過去3年分の全科目の出題が載っていて、解答・解説が取り外せる別紙のタイプになっているので、問題を解いた後の答え合わせがやりやすく使いやすかったです。

解説は、一問一答形式で非常に丁寧にしてくれていて分かりやすいので、おススメです。

特に教育原理に関しては、以前は法令や人名などのテキストの基本的な内容を押さえていれば、比較的簡単に点数が取れたのですが、最近では、単純にテキストの内容を覚えているだけでは答えられないような出題が多いので勉強になりました。

新保育士養成講座 第2巻 教育原理

新保育士養成講座 第5巻 社会的養護

この教科書は学校でも使われているだけあって内容が濃く、必須テキストです。

私は教育原理と社会的養護の科目が不合格になったので、翌年、この2冊を購入しました。

保育士試験では、文章や言い回しなどが独特で、全国社会福祉協議会のテキストから数多く出題されています。

第2巻「教育原理」は、教育の思想と歴史的変遷、教育の制度と実践などを解説、第5巻の「社会的養護」は、社会的養護の意義や制度、実施体系、課題と展望などを解説で、新しい法律や制度に、その都度対応して改訂せれます。

これから保育士を目指される方へ

保育士試験は、保育士養成所を卒業していなくても受験できるため、社会人になってからでも受験をすることが可能です。

しかしながら、保育士試験の難易度は高く、合格率は10%~20%となっており、簡単な試験ではありません。

独学は自分の好きな時間に勉強ができますが、「あとからしよう」と思うと、なかなか進まないものなので、ある程度、予定を立てて、毎日コツコツと勉強していかなければいけません。自分に厳しく取り組まないと合格できない試験です。

気分転換にテキスト以外のPCやスマホのアプリを活用し、ゲーム感覚で勉強すると楽しんで取り組めます。

保育士試験のための参考書もたくさんあります。参考書には過去の問題例や全科目のチェックポイント、要点などがまとめて記載されています。

自分にあった参考書を見つけ、保育士試験に役立てることも一つの方法だと思います。

今、保育士不足や保育士の給料などが社会問題として、よく取り上げられていますが、様々なところで必要とされている職業です。

一般的な就職先は、保育園・保育所となりますが、それ以外でも多くの場所で保育士が働いています。

児童館、託児所、幼児教室、学童保育所、病院の保育所、企業の内部保育施設などの託児施設など、働く場所はたくさんあります。

少子化が進んでいますが、都市部を中心に子どもを預けたいというニーズは強まっており、保育士の需要は高いと言えます。

保育士という素敵な職業に就くための大切な試験です。いろいろと試験対策を工夫して試験に臨んみてください。