車検費用の節約術!ユーザー車検の必要な物や手順を徹底解説

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車検 自動車整備士の点検

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車検費用とは?

日本において自動車を保有するには通常2年に1回車検を受けなければなりません。

車検は車検満了日の1ヶ月前から受けることが出来ます。

1ヶ月前に受けても車検満了日に変更はありません。

通常は自動車ディーラーや自動整備工場、ガソリンスタンド、車検専門店に車を持ち込んで受検することが多いと思います。

車検の請求明細をみると24ヶ月点検や車検代行費用、交換部品代というものが含まれています。これらに費用は法律に定められた車検費用ではありません。

法律に定められた車検に必要な費用は車検書類代、自動車重量税、自賠責保険料、車検検査料となります。

これらの費用を除くと車検費用は驚くほど安く済ませることが出来ます。

また、自動車税の納付や駐車違反をしていた場合の反則金の納付が完了していないと車検証の発行がされませんので注意してください。

トヨタアクアの場合、車検書類代30円+自動車重量税24,600円+自賠責保険料27,840円+車検検査料1,800円=54,270円が法定費用となります。

自動車ディーラの見積もり金額と比べて3万円程度は安いのではないでしょうか?

次に自分で車検を受けるユーザー車検の方法をご紹介します。

ユーザー車検の手順

今回、私が広島県の福山自動車検査場でユーザー車検を受けてきたときの方法を解説します。

まずは車検の予約を取らないと車検を受けることは出来ません。

国土交通省の自動車検査インターネット予約システムにアクセスして、新規アカウントを登録します。

次にログインして希望する車検場と日時を予約します。日時は午前2回午後2回の月曜日から金曜日まで選択できます。

1日の時間帯の受検車数が限られていますので、早めに予約してください。2週間前から予約可能です。

予約が完了したら予約番号を控えるかプリントアウトしておきます。

私は事前に保険代理店で自賠責保険に加入してから車検場へ向かいました。

当日車検場でも自賠責保険は加入できますが、スムーズに車検を受けるために事前加入しておきました。

必要な書類は車検証、自賠責保険証、自動車税支払い済み証明書、印鑑

ユーザー車検の流れ

  1. 車検場に到着したら22番窓口にて予約番号の紙を提示します。車検証と自賠責保険証の提示を求められますので係員に手渡します。
    24ヶ月点検のことを聞かれたので、24ヶ月点検は検査後に行うといいました。
  2. 次に車検費用と重量税の支払いのために12番窓口へ向かいます。必要な費用は22番窓口の係員が記入しているので、窓口にはクリップで閉じられた書類一式を渡すだけでOKです。
    費用を払うと印紙の貼付までやってもらえました。
  3. 続いて16番窓口へ行ってOCR書類を30円で購入します。
  4. 購入後に22番窓口後ろの記入台で記入見本を見ながら、ボールペンで記入するところと鉛筆で記入するところに注意して書類3枚記入します。
    自動車走行距離を記載する欄があるので、車を降りる前にオドメーターの数値をメモしておくとよいです。
  5. 記入が終わったら22番の係員へ提出してチェックを受けます。チェックがOKだったら次に車検ラインへ並びます。
  6. 福山の場合は2輪車、大型小型、小型の3ラインに分かれています。私は小型に並びました。
  7. 順番が来ると係員からライトの点灯、スモール、ハイビーム、ウインカー左右、ハザード、クラクションを鳴らすように指示がありました。その後に書類を手渡します。
  8. 次にボンネットを開けるよう指示され、車体番号を確認されました。その間に車内や排ガス検査は係員がやってくれました。
  9. 続いて車を前進させて、サイドスリップ検査、スピードメーター検査、ライト検査を受けます。
  10. 最後は車を前進させて車底から検査されます。ハンドルを左右に切るように指示されました。車を降りて書類を機械に通すように指示され、全て合格するとライン最後の総合窓口に書類を提出して判子をもらいます。
  11. 車を駐車場に移動させて、書類一式を22番窓口に提出すると数分後に新しい車検証とステッカーがもらえました。

最後に

思っていた以上にユーザー車検は楽でした。これだけで2、3万円の節約になったと思うと、仕事を有給で休んでも十分やるメリットがあると感じました。

事前に無料車検見積もりを受けて、交換部品がないかチェックしてもらうのもよいと思います。

車検でよく不合格になるのはライト検査です。

もし不合格の場合は、最後まで一通り検査を受けた後、近くの自動車修理工場へ行って調整してもらいます。

福山検査場の場合、車検場を出て直ぐ右手に整備工場があります。ライトの調整費用は1灯1500から2000円程度だと思います。

その後、もう一度ラインに並んで係員の指示に従ってください。

そして、お金と時間には余裕を持って車検を受けてください。時間には非常に厳しいので12時きっかりに午前の検査は終了します。

再検査やお昼休みを跨いだりすると時間がかかってしまいます。

全国何処でも似たようなシステムだと思いますので参考にして皆さんもユーザー車検を受けてみてはいかがでしょうか。