ディーラー車検費用を節約するポイント
車検は自動車所有者にとって一大イベントです。その理由は、お金がかかること、車検を理由に購入したくもないのに新車購入を勧められること、本当にお金を払った分の整備をしているか良く解らないこと などがあるかと思います。
そこで、上記の心配事を無くし、必要最小限の費用で整備もきっちり行って頂く方法を紹介します。
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車検は自動車購入店で行う
やはり購入したところでお世話になるのが車両状態も把握しているのでベストと考えます。ただ買い替えを勧められる可能性もあります。理由は色々挙げられますが、「車検通すよりも買い替えの方が得」と言われる場合があります。もし勧められた場合は、車検に出した車両に致命的な故障があり、整備費用が異常に高くなることが考えられます。
こういう場合、何故高額かきっちり理由を確認しましょう。もし不審点があった場合、一度、ディーラーに持っていくことをお勧めします。それでも同じ事を言われた場合、元の中古車屋で買い替えするか、ディーラーで商談すると良いかと考えます。
ディーラー車検がお勧め
中古で購入した場合でもディーラー車検をお勧めします。もちろん所有する自動車のディーラーです。理由は車検整備後に不具合があった場合、無償で対応する確率が高いからです。
実際、私がお付き合いしているディーラーは、納品書に6カ月の保証が記述されてます。ディーラーは自動車メーカーの看板を背負っているので、「うちは悪くない」とはいい難いのです。ただ、ディーラーも当たり外れがあります。数件当たってみるのが良いでしょう。
消耗品は取り替えて車検に出す
消耗品は取り替えて車検に出します。そしてそれをお店に伝えます。ワイパー、発煙筒などはホームセンターで購入して新品に交換したのちに車検に出すことをお勧めします。
ディーラーに車検を出した場合、ホームセンターの部品代3割増しくらいの価格で請求が来ます。交換工賃も別途取られます。可能であれば、エンジンオイル、タイヤも量販店で交換後に車検に出すと良いでしょう。
また、これらは車検に出す際に「交換しました」と伝えないと、勝手に交換される場合があります。トラブルを避けるためにも「○○と△△は交換済みです」と伝えましょう。その際、その内容をメモらない接客でしたら怪しいです。
ご自宅に数台所有されている場合、発煙筒などは期限を見て入れ替えても良いと思います。その場合、使用期限は確認しましょう。
消耗品丸投げでトータルで値引き交渉もお得
上述とは矛盾しますが、ワイパー交換・発煙筒交換はディーラーにとって儲かる分野です。あえてそれを行ってもらうのも良いかと思います。
ディーラーのメカニックさんは、日々の業務から作業自体は確実な方が多いです(当たり外れがあります)。ですから、量販店の整備能力よりも確実な整備が期待できます。
そして、その場で見積もりをもらいましょう。「整備してみないと」と言われたら、「あとで追加があってもいいから」と言って概算を引き出しましょう。そうすることで、お店側に「予算枠」の概念を植え付けることができます。見積もり以上になる場合は一報入れてもらう約束をすることも効果的です。
引取り時に内容を確認
整備が終わったら、エンジンルームや足回りなど確認しましょう。整備時の不具合の発見・指摘ができます。
また、交換部品はその必要があったかどうか確認するため部品を見せてもらいましょう。そして説明を受けて、良く解らない場合は「普通はこの程度で交換するのですか?」「一般的にはこの走行距離で交換してますか?」と尋ねてみましょう。「もう廃棄しました」というお店は信用出来ません。
車検は一店集中とする
数台所有されている方は車検は一店に集中させることをお勧めします。「実は、半年後も車検時期を迎える車がある」と話すと、特にディーラーはそれも入庫させる為に、価格面や整備品質で頑張ります。次回があると思えば今回多少利益が少なくても無理して対応してくれます。
一台しか所有されてない方は、親や親戚の情報をチラつかせてみたら良いと思います。
譲れる所は譲る
例えば、あなたが車を数台所有して代車は必要なかったら代車はいらない。どうせ週末しか受け取れないのなら納期は気にしない等々、こちらが譲れる条件を相手に伝えましょう。作業負担はかなり楽になり、感謝される事でしょう。
以上、主にディーラー車検についてのメリットを記述しましたが、車検整備を安く済ませる事は必ずしも良いとは言えません。キチンと整備することで、通勤途上の急な故障が無くなる、燃費が極端に落ちることが無いなど、日々のトータルコストは安くなると考えます。また整備する側も人間です。気持ちの良い対応をこちらからすれば、必ず丁寧な整備をして頂けるはずです。