ブーケや会場装花を外部のお花屋さんから持ち込んで節約
結婚式の準備を始めると色々な物にお金が掛かり、また普段意識していない物がこんなにも高額なのかと愕然とします。
私も実際に準備を始めてから色々な物の値段を知り予算以内に収まらないんじゃないかとヒヤヒヤしました。その中でも実際に見積りを見てこんなに高いのか!と驚いたのはお花でした。
よく結婚式の準備で、一番最初に行うのが招待客のリストアップと言われています。そして新郎新婦の衣装決め。この二つは式場のプランナーさんからも「すぐに決めてください」と言われるはずです。もしお花でも節約したいならその二つに加え、ぜひお花屋さんも検討してください。
なぜ早めに依頼するお花屋さんを探し始めるのか・・・それはお花屋さんが一日に担当できる結婚式は2~3件だからです。結婚式シーズンですと私が結婚式を挙げた椿山荘では10組以上の結婚式があります。都内だけでもすごい数です。
対して会場装花ができるお花屋さんは残念ながらわずかなのです。
私がお願いした都内文京区にある「こぶしの木」さんは8か月前で予約がギリギリでした。幸い、小物だったら受けて頂けるという事でしたのでその場で契約をしてきました。
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外部のお花屋さんに依頼するメリット・デメリット
お花屋さんに自分で依頼をするメリットは一番に金額です。
式場でお願いするより大幅に安くなります。お花関係だけでも30万円かかるとして3割安くなるとしたら9万円の節約です。
また式場では造花を扱っていない所もあります。たとえばブーケやヘアドレスなど思い出として手元に残しておきたい場合は、結婚式が終わったら直ぐに加工してもらわないと枯れてしまいますし、その費用も3万円以上と結構なお値段です。
最初から手元に残しておきたいブーケを造花で作ってしまえば、結婚式当日のそのままの状態で手元に置くことができます。
反面デメリットもあります。
式場にお願いしてしまえば、プランナーさんを通して自分の望んでいる事を色々なスタッフが情報を共有しています。しかし外部のお花屋さんとはそうはいきませんので自分で情報提供しないといけません。
お花を納品してもらう日時、披露宴会場の大きさなど自分がパイプ役をしなければ伝わりませんので、密な連絡と確認が必要になってきます。
また持ち込み料の有無もあります。どこまでがOKでどこまでがNGなのか。持ち込み料はいくらかかるのか。一番最初の見積り段階で確認をしておいた方がいいでしょう。持ち込み料を払っても外部にお願いした方が安い場合もありますし、一部だけ式場にお願いした方が便利な時もあります。
私の場合は会場装花(メインテーブル・招待客テーブル)は持ち込みNGでしたのでその他の物を外部にお願いすることにしました。
また、「披露宴会場はシックな感じなのにお花はピンクをメインにかわいい感じ」だと全体的に統一感がありません。そんなことにならないようにテーマとテーマカラーを決めておいた方が全体的にまとまりやすくなります。
私の場合は、テーマ「秋の和モダン 大人の結婚式」カラー「ダークブラウン、白、グリーン。ポイントでダークレッド」このテーマ決めで自分もプランナーさんもお花屋さんもイメージがぶれずに打ち合わせができました。このテーマは他の準備でも使えるので決めておくと便利です。雑誌などでイメージしているブーケの写真を持っていったり、披露宴会場の写真もあるとお花屋さんもイメージを掴みやすいと思います。
必要なお花の種類
最初に結婚式に必要なお花ってテーブルのお花とブーケくらいよね。と考えてる人が多いと思います。
私もブーケ、ブートニアとせいぜいプレゼント用のお花だけだと思っていましたが、想像以上にたくさんのお花が必要でビックリしました。私は和装→ドレス1着でしたので比較的数が少なめでしたが、通常は次にあげるくらい必要ではないでしょうか?
- メインテーブル
- 各招待客テーブル
- ケーキ装花
- ブーケ(ドレス数分)
- ブートニア
- 両父親の胸に差すお花
- 両親へのプレゼントのお花
- ヘアドレス(ドレス数分)
- 受付装花
- ウェルカムボード装花
- 司会者マイク装花
- ケーキカットナイフ装花
- バージンロード装花
- フラワーシャワー
- ブーケトス用のブーケ
キャンドルサービスをするようでしたらキャンドル装花などなど。思ったよりも多いと感じるはずです。そして、何と言っても想像より高いんです!
自分に必要な物だけ選別する&代用品を探す
確かにお花がたくさんあれば華やかで素敵です。でもこれまで参加した結婚式で司会者のマイクのお花って付いていました?あったかどうかなんて覚えてないですよね。写真に残っていてもそこにお花が無かったからと言ってあんまり気を留めない物です。
私は思い切って「司会者用マイク」「ケーキカットナイフ」などは無しにしました。ケーキの装花はやめてオーガンジー(シースルーでふんわりとした布)を持ち込みで代用。
また、受付装花と両親へのプレゼントのを鉢植え物にして兼用。椿山荘にちなんで紅白の椿の寄せ植えにしてみました。
ウェルカムボードはプチギフトを自分でラッピングし100円ショップの造花で飾った物で兼用、ヘアドレスは和装の時のヘアスタイルをインターネットで探してる時に出会った「和花」さんで購入しました。
これで実際に手配するお花は次のようになりました。
- ブーケ1個
- ブートニア1個
- 両父親の胸に差すお花2個
- 両親へのプレゼントのお花(受付装花を兼用)2個
- 姉妹へプレゼントするミニ花束3個
メインテーブル・招待客テーブルは持ち込みがNGでした。
ここまで削れば何となく自分でも手配できそうな気がしてきました。
生花と造花を使い分ける
次に生花で作ってもらう物と造花で対応する物に分けます。当たり前ですが生花で作ってもらうと金額は高くなります。
結婚式で使うお花はきれいな物を選んで使用するため、使用する量の2~3倍の量を仕入れ選別します。材料費だけで2~3倍かかってしまうので当然です。
さらに季節外れのお花を使うと入手が困難になるため、お花自体の金額も上がります。その点造花に季節はありませんし、本当に使用する量だけ仕入れれば良いのでトータル金額を抑えることができます。
また、前もって作業ができますので、事前に出来上がりの写真が見られます。
最近はとてもリアルな造花が増えてきてますのでお勧めです。
注意点は生花と造花で同じ花を使いたい場合、生花は季節によって手に入らない物があるので生花の物から決めていった方が費用が抑えられます。
基本的に招待客に近いお花は生花、記念に残しておきたいものは造花、と選べることがお花屋さんを利用する利点です。
生花(メインテーブル・各招待客テーブル・両親へのプレゼントのお花・バージンロードなど)、造花(ブーケ・ブートニア・ヘッドドレス)。
私は小物だけを外部のお花屋さんにお願いしましたが、見積りで10万円かかっていた物が全部で4万円に抑えられました。
同じようにメインテーブルと各卓もお願いできていたら、節約できたお金でグレードアップできたのかもしれないと思うと悔しいところです。
どうしても予算以内で結婚式を挙げたかったので外部のお花屋さんにお願いすることになりましたが、造花だったおかげで手元にブーケが残っている事を考えると、当時の私の判断はとてもよかったと思っています。