医療保険の重複加入を見直す
子供がまだ小さかったころですから、ずいぶん以前に入ったがん保険を今まで続けていました。当時の保障は入院給付金がメインで、私もいとこががんになったこともあり、家族のことを考えて三口入りました。
近頃になって、がん治療の方法や形態がずいぶん変化したしたことがよく報道や広告されるようになり、そんなことを耳にするたびにそのうちがん保険の見直しをしないといけないなと思いながらこの齢まできてしまいました。
最近、専門家のアドバイスをいただく機会があり、それによると今は長期の入院はあまりなく、それよりも通院や先進医療に手厚い補償のある保険が主流とのことでした。
また、保険会社によってもそのあたりの考え方やポリシーに違いがあり、選択肢がたくさんあるとのことでいろいろ教えていただきました。
それによると、ある保険会社は通院治療が多くなるだろうからその費用を補てんすることをアピールポイントにしている。また別の保険会社では治療そのものに重点を置き、特に先進医療について手厚い補償にする。などそれぞれの特徴を宣伝しているので、最終的にどんな保険を選択するかはやはりお客さんそれぞれの考え方ということでした。
そのほかには、更新可能年齢を制限せず生涯としたり、保障の額と請求回数を引き上げたりと、様々に工夫した商品を売り出して競っているそうです。医療保険も同じく保険会社それぞれが各社の特色を出した様々な商品を売り出しているので、とりあえずアドバイザーの方にはがんも保障する医療保険、がんと医療をそれぞれ別の商品で、また保障と保健額をいろいろ組み合わせたパターンで起案をしていただきました。
今まで、ほとんど見直しもせずかけ続けた保険ですが、やはり専門家に見ていただくとかなり重複しているものがあり、それらを整理するだけでずいぶんと掛け金が下がることが分かりました。
また、老後を控えて保障の目的を家族から夫婦に転換するような内容の保険も提案していただきましたので、やっと長年の懸案がスッキリした思いです。