医療保険の見直しの必要性

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私は、最近自分が加入している医療保険の見直しをしました。きっかけは知り合いの人が脳腫瘍にかかり2か月にわたって入院をしたことです。

私はそれまでエヌエヌ生命にて新医療保険Ⅰ型、入院日額10,000円、一入院・通算730日型の医療保険に加入していました。保険期間は終身で、保険料の払い込みは60歳までとなっています。

比較的、保障内容は十分だと思っていたので、めったに医療保険の見直しを考えてはいなかったのですが、先ほどお話しをしました知人の入院の件で考えを改めた次第です。

知人は脳腫瘍の手術のために入院をしましたが、今後、後遺障害が残る可能性が高いにもかかわらず、約2か月ほどで退院となり、その後は通院で治療をしていくとのことです。通院もいつ頃終わるという目途はたっていないようです。

私は、症状が改善しないまま、たった2ヶ月で退院をさせられる現在の医療事情にとても驚きました。

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私が加入していた医療保険

私が加入している医療保険は15年以上前に契約をしたもので、比較的古いタイプの医療保険です。当時としては一入院あたりの限度が700日くらいある医療保険は一般的でした。

しかしながら、最近の医療保険は現代の医療事情を踏まえ、一入院60日位としているのが普通です。また、私の医療保険は入院後の通院は保障がされません。

一方で、最近の医療保険は退院後の通院も保障されるタイプが主流です。

私の医療保険は若い時に加入したので、年齢で見た保険料としては割安かもしれません。しかしながら、一入院の限度額が730日のため、最近の医療保険と比べると保険料は高いものです。実際、入院しても730日も入院をすることが起こりえないのであれば、このような高い保険料の医療保険に入り続けることは合理的ではないと考え始めたのです。

健康保険について調べてみました

一方、私は健康保険についても勉強をしてみました。

皆さん、ご存じのとおり、健康保険は事故負担3割で医療を受けることが出来ます。そして高額療養費という制度を使えば、一か月における3割自己負担のうち自己負担限度額を超えた部分は払い戻しを受けられるのです。

自己負担限度額は、個人の標準報酬月額によって異なりますが、調べてみました所、私の場合は大体、月額8万円ちょっとの負担で済みそうです。

もちろん、差額ベッド代や、入院した場合の家族の付き添いにかかる費用など、高額療養費でもカバーできない出費もあります。

でも、月額8万円+αの出費で済むようであれば、入院時の負担を全額医療保険で賄うことを考えなくてもよさそうだと思ったのです。

今の医療保険を解約した場合

私の医療保険は、長い間、保険料を払ってきましたので、解約した場合の返礼保険料は約70万円になるということです。仮にこのまま解約せずに保険料を払い続けた場合には約100万円になります。

私がまとめたポイント

今までのことを踏まえ、私が考えたポイントは下記のとおりです。

  1. 今の医療保険を解約し、解約返戻金の70万円は万が一の入院に備えて貯蓄しておく。もし病気やケガをすることが無かったら他のことにも使える。
  2. 今、ある程度の預貯金があるため、入院して1.の70万円を越える費用がかかったとしてもある程度は対応が出来る。
  3. 今加入している医療保険に入り続けても、実際に入院した場合、あまり効果がない。つまり、このまま100万円もの保険料を払うことは合理的ではない。
  4. 高額療養費の制度により、今は一か月あたり自己負担が8万円程度で済むが、医療費高騰により制度が将来変わる可能性がある。つまり自己負担額が増える可能性が大いに有り得る。その時に備えて、新しい医療保険には加入しておく。ただし、1.2.の備えもあるので、今ほど高額の入院日額とする必要はなく、ある程度、月々の保険料支出は今よりも抑えられる。保険料が浮いた分は毎月の家計の足しにもできる。新しい医療保険に加入することで今の医療保険ではカバーされない退院後の通院も保障がされるようになる。

アメリカンファミリーのちゃんと応える医療保険EVERに加入

上記結論により、私はアメリカンファミリーのちゃんと応える医療保険EVERに加入しました。

この保険は終身にわたり医療保障が続き、入院日額は5,000円のプランです。

また、退院後の通院も保障されるものを契約しました。医療保険は終身タイプのものに加入していれば、全く見直しなどは必要がないものと思っていました。

けれども、医療事情など社会の変化により、見直しをしておかないと、いざという時にあまり役に立たない可能性があるものだと認識することができました。

やはり、保険というものは、適時見直しをする必要がありますね。